文字の大きさ

台風19号災害派遣職員報告会

「相馬市は東日本大震災を経験しており、段取りが良かった」と話す鈴木課長補佐=豊橋市役所で
「相馬市は東日本大震災を経験しており、段取りが良かった」と話す鈴木課長補佐=豊橋市役所で

 豊橋市は24日、同市役所で台風19号の被災地に派遣された職員による報告会を開いた。市民ら約100人が出席。被災地の状況や支援活動の実態に耳を傾けた。
 同市は10月中旬から11月末までの間、約50人の職員を福島や長野、栃木各県に派遣し、応急給水活動や災害廃棄物の処理にあたった。
 この日は5人の職員が活動を報告。このうち、福島県相馬市で応急給水活動にあたった鈴木隆弘・上下水道局営業課長補佐は「1万5000世帯のうち1万3000世帯で断水して深刻な状況だったが、相馬市は東日本大震災を経験していたことから段取りが良かった」と報告した。
 また、鈴木補佐は相馬中央病院で貯水槽への給水作業を行った際、「2階の貯水槽まで水をくみ上げる作業に時間がかかり、ホースのアダプターの仕様が異なるハプニングで給水車が列を成していた。こうした待ち時間を減らすことが支援活動の効率化につながると痛感した」と教訓を得たことも話した。
 報告会には、災害支援ボランティアを行う桜丘高校「孫便りIAクラブ」の2年・奥寺杏果さんと鈴木優那さんも登壇。長野県長野市と須坂市で泥の撤去作業などを行い、「被災者の方が身構えずに会話できるのは高校生にしかできないことの1つだと感じた。今後も支援できることを探していきたい」と、これからも支援活動に取り組む姿勢を見せた。
(木村裕貴)

 豊橋市は24日、同市役所で台風19号の被災地に派遣された職員による報告会を開いた。市民ら約100人が出席。被災地の状況や支援活動の実態に耳を傾けた。
 同市は10月中旬から11月末までの間、約50人の職員を福島や長野、栃木各県に派遣し、応急給水活動や災害廃棄物の処理にあたった。
 この日は5人の職員が活動を報告。このうち、福島県相馬市で応急給水活動にあたった鈴木隆弘・上下水道局営業課長補佐は「1万5000世帯のうち1万3000世帯で断水して深刻な状況だったが、相馬市は東日本大震災を経験していたことから段取りが良かった」と報告した。
 また、鈴木補佐は相馬中央病院で貯水槽への給水作業を行った際、「2階の貯水槽まで水をくみ上げる作業に時間がかかり、ホースのアダプターの仕様が異なるハプニングで給水車が列を成していた。こうした待ち時間を減らすことが支援活動の効率化につながると痛感した」と教訓を得たことも話した。
 報告会には、災害支援ボランティアを行う桜丘高校「孫便りIAクラブ」の2年・奥寺杏果さんと鈴木優那さんも登壇。長野県長野市と須坂市で泥の撤去作業などを行い、「被災者の方が身構えずに会話できるのは高校生にしかできないことの1つだと感じた。今後も支援できることを探していきたい」と、これからも支援活動に取り組む姿勢を見せた。
(木村裕貴)

「相馬市は東日本大震災を経験しており、段取りが良かった」と話す鈴木課長補佐=豊橋市役所で
「相馬市は東日本大震災を経験しており、段取りが良かった」と話す鈴木課長補佐=豊橋市役所で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR