ボイメン妹分「小野小町」メンバー 豊橋出身の福島さんデビュー

　豊橋市出身の福島彩菜さん（20）が、東海エリアを拠点に活動するエンターテインメント集団ボイメンこと「ＢＯＹＳ　ＡＮＤ　ＭＥＮ」の妹分「小野小町」の一員としてデビューした。和太鼓や殺陣（たて）など、日本の伝統芸能を取り入れたパフォーマンスを繰り広げる女性４人組ユニット。福島さんは「若い世代が日本の魅力を知るきっかけになれたらいいなと思います」と意気込む。
　「小野小町」は、世界３大美女としても語り継がれる女流歌人の小野小町がモチーフ。披露するパフォーマンスも、和太鼓、殺陣などの伝統芸能に、ハイパー日舞やイリュージョンといった革新的な試み織り交ぜる和風エンターテインメントだ。
　９月に発売したデビュー曲「伝説小町」では、プロデューサーに山口百恵を世に送り出した酒井政利氏、作・編曲はピンク・レディーらに曲を提供してきたヒットメーカー都倉俊一氏を迎えた。
　レコーディングでは、都倉氏から直接歌唱指導を受けたと言い、「ただ歌うのではなく、一つ一つの歌詞に意味を込めて歌うこと、メンバー全員で歌に対するイメージを統一させること、歌い始めを意識する、アクセントを入れるなど、細かい部分もたくさん教えていただきました」と振り返る。　振り付けは、荻野目洋子のヒット曲「ダンシング・ヒーロー」を手掛けた振付師の三浦亨氏が担当している。
　福島さんは女優を目指し、中学３年生のときに現在の事務所に入った。小野小町としてさまざまな経験を積み、「いずれは女優になりたい」と力を込める。
　地元愛も強く、「豊橋に来ると、とても落ちつきます。名産も多いので、みんなにすごく自慢できる地元。豊橋の魅力も伝えていけたらすごくうれしいです」と笑顔で話す。
（飯塚雪）