2月1日から「Net119緊急通報システム」導入

　豊橋、豊川、蒲郡、新城、田原の東三河５市消防本部で共同運用する東三河消防指令センター（豊橋市中消防署）は２月１日から、スマートフォンなどを使用して画面操作で１１９番通報ができる「Ｎｅｔ１１９緊急通報システム」を導入する。音声による通報が困難な人に対応。登録制のため、18日を皮切りに事前登録説明会を５市で開く。
　利用対象者は、東三河に在住、在勤、在学の聴覚障害者や発話に障害のある人、しゃべりにくい高齢者ら。現行は、家族や兄弟、親戚らが通報しているが、同システム導入で外出先からでもスマホなどで救急車、消防車を要請できる。
　Ｎｅｔ１１９は国の指針に基づき、全国の消防が導入を進めている。位置情報測位機能（ＧＰＳ）付きで、インターネットに接続でき電子メールの送受信が可能なスマホ、タブレット端末などで利用できる。ほとんどのスマホで可能。画面に出る救急、火事などから入り、文字入力などをして通報できる。画像（静止画）も送れる。利用に費用はかからないが、通信料は必要。
　事前登録制で、詳細や登録申請書などが各市のホームページに掲載するとともに、同指令センターは18日から２月15日にかけて５市で事前登録説明会を開催する。申し込みは必要なく、直接会場へ。
　日程、会場は次の通り。
　【豊橋市】19日午後１時半・市役所13階講堂▽28日午後１時半・中消防署７階講堂
　【豊川市】26日と２月２日の午前９時半・市勤労福祉会館
　【蒲郡市】18日と２月15日午後１時半・生命の海科学館１階メディアホール
　【新城市】25日の午前10時と午後１時・市消防防災センター
　【田原市】２月１日と２日の午後１時半・田原福祉センター
（中村晋也）