蒲郡・形原神社で時期外れのシキザクラ見頃

　蒲郡市形原町の形原神社境内地で、シキザクラが咲きそろい、見頃を迎えた。「この時期にこんなに花を付けるとは」と関係者を驚かせている。
　同所は神社の境内地にある山林（通称春日山）で、地元住民らでつくる「春日桜会」がかつての桜名所の復活を目指して里山整備を行っている。広さ約１万平方㍍にソメイヨシノ、陽光、カンヒザクラなど３００本以上が植えられる。
　シキザクラは15年ほど前に３本植えられ、うち２本は今月に入って各枝から花を付けて咲いたという。会員の中村孝さんは「いつもは春と秋に咲くのにまさかこの時期にこんなに花開くなんて」と話す。
　敷地内に植えられている早咲きの河津桜もつぼみが色づき、大漁桜もつぼみがふくらむなど咲く時期が早まる可能性があるという。
（安藤聡）