豊橋でけがなど東三河にも暴風被害

　愛知県東三河南部地域に27日午後３時54分から28日午前10時13分まで「暴風警報」が、発令された。豊橋市内では28日、強風にあおられて３人がけが。トタン屋根が飛ばされる建物被害も出た。
　同市によると、28日午前６時43分ごろ、大岩町北山で、自転車で走行中の男性（61）が転倒し、頭に軽傷。また、８時24分ごろ、曙町若松で歩いていた女性（82）が転倒し、両手に軽傷を負った。10時８分ごろには、同じ若松で歩行中だった女性（78）が転び、顔や胸を打った。この時間帯、最大風速は18～20㍍だった。
　このほか、牛川町の市立青陵中学校北でトタン屋根が飛ばされ、架線にかかった。

学校の休業状況まとめ

　県教育委員会は28日、暴風警報による公立学校の休業状況（名古屋市を除く）などをまとめた。
　それによると、小学校（名古屋市を除く県内７０７校）、中学校（同３０５校）は、豊橋、田原両市の小学校全70校と同中学校の全27校、計97校が始業時から臨時休業となった。
　また、特別支援学校県内全34校中、豊橋聾学校（幼稚部、小学部、中学部）、豊川特別支援学校、豊川特別支援学校、豊橋市立くすのき特別支援学校の４校が始業時から臨時休業した。
　このほか、高等学校では県立刈谷東高校校（昼間定時制）が臨時休業した。
　さらに、県立時習館、豊橋東、豊丘、豊橋南、豊橋西、豊橋工業、豊橋商業、成章、福江、渥美農業、御津、小坂井、新城東、新城東作手校舎、新城有教館の高校15校と岡崎盲学校、豊橋聾学校（高等部）、豊川特別支援学校本宮校舎など３校が自宅待機となった。
　しかし、自宅待機の各校はそれぞれ午後２時半までに自宅待機が解除され、授業を再開した。
（取材班）