竹本市長「夢実現へ積極財政」

豊川の小坂井で新春講演会

　豊川市小坂井地区の小坂井西校区・東校区青少年健全育成会は８日、小坂井生涯学習会館で新春講演会を開いた。竹本幸夫市長が「私のゆめ」と題し、両校区の住民ら約90人に放談した。
　竹本市長は小坂井支所や生涯学習会館、図書館などが入る小坂井地域交流会館（仮称）の建設が始まっていることを挙げて「交流会館の後は小坂井東保育園の建て替えに入る」とし、災害用マンホールトイレが小坂井中学校に設置されていないことを踏まえ「中学校もそのうち建て替えという話になると思う」と見据えた。
　また、西小坂井駅付近に連絡橋の設置を要望する住民らの活動を挙げて「芽がつぶれてしまうと実現しないので、続けてほしい。子どもたちも絵を描くなどして機運を盛り上げてくれている」と歓迎。約２・５㌶で進める宿伊奈土地区画整理事業を機に、いずれは同地区から国道１号や名鉄伊奈駅まで道路をつなげたい意向を示し「それらをしないとトータル的な効果は見込めない。さらなる小坂井地区のまちづくりのきっかけにしたい」と意気込んだ。
　このほか、市長選に挑むことになった理由や、八幡地区のまちづくりを軸とした人口増加施策や子育て支援などの公約を紹介。小坂井地区選出の元県議・小林功氏から言われた「お金は貯めるだけでなく、有効に使ってこそ初めて市民のためになる」という言葉を紹介し、「豊川市を元気な街にする」という「夢」をかなえるため「積極財政で頑張っていきたい」と話した。
（由本裕貴）