文字の大きさ

森本前環境省事務次官が豊橋で講演

「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠」と語る森本氏=豊橋市役所で
「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠」と語る森本氏=豊橋市役所で

 豊橋市は20日、同市役所で職員に向けて今年度第3回テーマ別研修を行った。森本英香・前環境省事務次官が「SDGsと自治体経営」を講演。SDGs(持続可能な開発目標)について「自分の足元からできることをやるべき」と述べた。
 冒頭、森本氏は、豊橋が今年度のSDGs未来都市に選ばれたことについて「インドネシアで水道環境を改善するなど、水に着目した取り組みを行っており、子どもの教育にも役立っている。成功事例として他地域へ普及展開してほしい」と期待を述べた。
 同氏はSDGsの現状について「リクシルが途上国で簡易式トイレを販売し、アディダスが廃プラスチックを使ったスニーカーを発売するなど、欧州を中心に企業や投資家にもSDGsの考え方が定着してきている」と語る。
 また、自治体のSDGsへの取り組み方について「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠。これらは相互に関係している。持続して社会変革を行うことが地域の活性化にもつながる。豊橋下水道局の取り組みで、下水処理と同時に電気を起こし、それを収益につなげる仕組みはまさにそれ」と解説した。
 同氏は「SDGsの観点を検討プロセスに組み込むなど、まず自分の足元からできることをやるべき。豊橋が行う水のプロジェクトは、国際協力という点で他地域に先行している。ぜひ取り組みを世界へ広めてほしい」と激励し、講演を締めくくった。
(木村裕貴)

 豊橋市は20日、同市役所で職員に向けて今年度第3回テーマ別研修を行った。森本英香・前環境省事務次官が「SDGsと自治体経営」を講演。SDGs(持続可能な開発目標)について「自分の足元からできることをやるべき」と述べた。
 冒頭、森本氏は、豊橋が今年度のSDGs未来都市に選ばれたことについて「インドネシアで水道環境を改善するなど、水に着目した取り組みを行っており、子どもの教育にも役立っている。成功事例として他地域へ普及展開してほしい」と期待を述べた。
 同氏はSDGsの現状について「リクシルが途上国で簡易式トイレを販売し、アディダスが廃プラスチックを使ったスニーカーを発売するなど、欧州を中心に企業や投資家にもSDGsの考え方が定着してきている」と語る。
 また、自治体のSDGsへの取り組み方について「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠。これらは相互に関係している。持続して社会変革を行うことが地域の活性化にもつながる。豊橋下水道局の取り組みで、下水処理と同時に電気を起こし、それを収益につなげる仕組みはまさにそれ」と解説した。
 同氏は「SDGsの観点を検討プロセスに組み込むなど、まず自分の足元からできることをやるべき。豊橋が行う水のプロジェクトは、国際協力という点で他地域に先行している。ぜひ取り組みを世界へ広めてほしい」と激励し、講演を締めくくった。
(木村裕貴)

「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠」と語る森本氏=豊橋市役所で
「環境・経済・社会の3つの問題を同時に解決していくことが不可欠」と語る森本氏=豊橋市役所で

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR