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豊橋で元横綱・大乃国が講演

講演する芝田山氏=ホテルアークリッシュ豊橋で
講演する芝田山氏=ホテルアークリッシュ豊橋で

 豊橋商工信用組合(中村勝彦理事長)は、豊橋市駅前大通のホテルアークリッシュ豊橋で「第45回地区懇談会」を開いた。日本相撲協会の理事・広報部長を務める芝田山康氏(第62代横綱・大乃国)が「最近の相撲界 四方山話」と題して講演し、新旧総代らが聴講した。
 中村理事長と4年前に名古屋で知り合い、友人として親交が続いているという芝田山氏は、北海道河西郡芽室町の農家の長男として生まれた。小学校では、同級生が12人しかいなかったが、中学校は統合されたため40人、6クラスの多人数の中で3年間柔道を続け、数々の大会で優勝したという。
 高校からスカウトが6、7校きたが、中学卒業と同時に花籠部屋の放駒親方の元で3年間内弟子となり「放駒親方からは、怒鳴られたことはしょっちゅうあったが、1回もげんこつをもらったことはない」と芝田山氏。稽古場での厳しさより、生活の中で相撲社会の厳しさを学び、箸の上げ下げから風呂や食事の時間配分などを全て教わり、長風呂すると「温泉じゃないぞ!」と言われた。午後の昼寝で近頃の若い弟子は、稽古であまり疲れていないので眠れない人が多かったり、掃除も行き届いていなかったりすることがあるという。自身と同じ稽古をすると「今では若い人は逃げ出してしまうのではないかと思う」とも話した。
 また、「今、大関、横綱が休みがちで、これから不在が続くのではないかと危惧している」と言い、「多くの人の助けが必要。皆さんのお子さんは無理かもしれないが、お孫さんや近所のお子さんを紹介していただければ」と話し、笑いを誘った。
(小島幸子)

 豊橋商工信用組合(中村勝彦理事長)は、豊橋市駅前大通のホテルアークリッシュ豊橋で「第45回地区懇談会」を開いた。日本相撲協会の理事・広報部長を務める芝田山康氏(第62代横綱・大乃国)が「最近の相撲界 四方山話」と題して講演し、新旧総代らが聴講した。
 中村理事長と4年前に名古屋で知り合い、友人として親交が続いているという芝田山氏は、北海道河西郡芽室町の農家の長男として生まれた。小学校では、同級生が12人しかいなかったが、中学校は統合されたため40人、6クラスの多人数の中で3年間柔道を続け、数々の大会で優勝したという。
 高校からスカウトが6、7校きたが、中学卒業と同時に花籠部屋の放駒親方の元で3年間内弟子となり「放駒親方からは、怒鳴られたことはしょっちゅうあったが、1回もげんこつをもらったことはない」と芝田山氏。稽古場での厳しさより、生活の中で相撲社会の厳しさを学び、箸の上げ下げから風呂や食事の時間配分などを全て教わり、長風呂すると「温泉じゃないぞ!」と言われた。午後の昼寝で近頃の若い弟子は、稽古であまり疲れていないので眠れない人が多かったり、掃除も行き届いていなかったりすることがあるという。自身と同じ稽古をすると「今では若い人は逃げ出してしまうのではないかと思う」とも話した。
 また、「今、大関、横綱が休みがちで、これから不在が続くのではないかと危惧している」と言い、「多くの人の助けが必要。皆さんのお子さんは無理かもしれないが、お孫さんや近所のお子さんを紹介していただければ」と話し、笑いを誘った。
(小島幸子)

講演する芝田山氏=ホテルアークリッシュ豊橋で
講演する芝田山氏=ホテルアークリッシュ豊橋で

カテゴリー:社会・経済

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