「岩屋緑地に親しむ会」が林野庁長官賞
豊橋市の「岩屋緑地に親しむ会」(西川収示会長)が、第32回「美しの森づくり活動コンクール」(全国森林レクリエーション協会主催)で優秀賞にあたる林野庁長官賞を受賞した。市東部の二川地区にある緑地で自然体験を開催、伐採木のチップを園路に活用するなどの20年のボランティア活動が評価された。6月3日に表彰式の予定。
会は、広さ20㌶の緑地を中心に大倉山、岩屋山のふもと部分を守り育てようと2001(平成13)年に設立。多様性のある森づくり、環境づくりを目指している。地元小学生らの教育活動の場にしようとフィールドワーク学習を支援している。
ほぼ毎週日曜に活動する。竹林が繁茂しすぎないようにと囲いを設けて整備した。落下した枝葉を集めたり、森林内で朽ち木を伐採してチップにして散策路にまいたり、植樹された桜を管理したりしている。
「老木を伐採してチップにして活用するのは『外来種』を入れないためでもある」と西川会長は説明する。
活動は里山管理だけでなく、キノコの菌打ちなど自然体験の場も提供する。豊橋公園での花交流フェアに例年出展して「キノコ汁」を来場者に振る舞っている。
緑地や山では、竹だけでなく、シイノキなども育っている。管理を続け、木々が生き生きとする姿にしていくことを目指している。
会の設立から約2年後に植えたコナラは当初、20㌢ほどの苗木だったのが今は10㍍近くに育った。また大倉山北側では、アカマツの再生にも取り組んでいる。
感慨深く語るかと思いきや、西川会長は「新しい芽を出していくのも必要な時期。世代交代は人だけではない」と話す。
「20年という節目に受賞するのはうれしい」と感想を述べた。「記念事業として緑地内に生えている木の説明板を付けていきたい」と意気込んでいる。
(安藤聡)
豊橋市の「岩屋緑地に親しむ会」(西川収示会長)が、第32回「美しの森づくり活動コンクール」(全国森林レクリエーション協会主催)で優秀賞にあたる林野庁長官賞を受賞した。市東部の二川地区にある緑地で自然体験を開催、伐採木のチップを園路に活用するなどの20年のボランティア活動が評価された。6月3日に表彰式の予定。
会は、広さ20㌶の緑地を中心に大倉山、岩屋山のふもと部分を守り育てようと2001(平成13)年に設立。多様性のある森づくり、環境づくりを目指している。地元小学生らの教育活動の場にしようとフィールドワーク学習を支援している。
ほぼ毎週日曜に活動する。竹林が繁茂しすぎないようにと囲いを設けて整備した。落下した枝葉を集めたり、森林内で朽ち木を伐採してチップにして散策路にまいたり、植樹された桜を管理したりしている。
「老木を伐採してチップにして活用するのは『外来種』を入れないためでもある」と西川会長は説明する。
活動は里山管理だけでなく、キノコの菌打ちなど自然体験の場も提供する。豊橋公園での花交流フェアに例年出展して「キノコ汁」を来場者に振る舞っている。
緑地や山では、竹だけでなく、シイノキなども育っている。管理を続け、木々が生き生きとする姿にしていくことを目指している。
会の設立から約2年後に植えたコナラは当初、20㌢ほどの苗木だったのが今は10㍍近くに育った。また大倉山北側では、アカマツの再生にも取り組んでいる。
感慨深く語るかと思いきや、西川会長は「新しい芽を出していくのも必要な時期。世代交代は人だけではない」と話す。
「20年という節目に受賞するのはうれしい」と感想を述べた。「記念事業として緑地内に生えている木の説明板を付けていきたい」と意気込んでいる。
(安藤聡)