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3原則守り食中毒防止へ

食中毒対策で弁当を運ぶ容器を消毒する店員=豊橋市内で
食中毒対策で弁当を運ぶ容器を消毒する店員=豊橋市内で

テークアウト増え各店舗注意払う

 新型コロナウイルス禍で営業自粛要請が続く中、居酒屋や喫茶店、中には高級レストランまで、多くの飲食店がテークアウト(持ち帰り)の営業を始めた。初めての店も多い。これから気温は上昇し、間もなくジメジメした梅雨になる。当然、各店とも気を遣うのが食中毒対策だ。
 豊橋市保健所によると、食中毒予防の3原則は原因となる細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」。手洗い、調理器具などの洗浄で「つけない」▽温度管理、提供までの時間を管理して「増やさない」▽十分に加熱して「やっつける」-が重要となる。
 すべての飲食店は常に食中毒に注意しているが、テークアウトの場合、店内飲食に比べ、利用者の口の中に入るまでに時間がかかる。そのため各店は、これまで以上に細心の注意を払っている。
 現在はテークアウトのみの営業をしている豊橋市内の居酒屋は、弁当に刺し身を入れる場合は保冷剤を下に敷く、できる限り火を通した食材を使う、作り置きはしない、などに配慮しているという。箱には「3時間以内に食べてください」「保存する場合は10度以下で」という注意書きのシールを貼る。さらに弁当をデリバリー(配達)する際の大きな容器も常に消毒するという。
 この店では「皆さんに安心して食べて頂けるよう、できる限りの食中毒対策をしています」と話す。
 県は全国13の特定警戒都道府県の一つだ。東京などでは、新型コロナウイルスのPCR検査(遺伝子検査)が増え、保健所の食品衛生担当職員も関連業務などに追われているという。食中毒が起きると、医療機関や保健所にかかる負担はさらに大きくなる。
 こんな時期だからこそ、飲食店での食品の衛生管理や、従業員教育の徹底が必要だ。弁当などを買った人も、意識して早めに食べきるなどの対策が求められる。(竹下貴信)
    ◇
 気象庁によると、11日の東三河各地の最高気温は豊橋27・6度、新城29・7度、蒲郡28・5度、伊良湖27・8度でいずれも今年最高となった。名古屋地方気象台によると、県内の12日以降の天気は、前半は高気圧に覆われて晴れる日が多いが、後半は雲が広がりやすく、雨の降る日がある。最高、最低気温は平年並みか平年より高い日が多いとしている。

テークアウト増え各店舗注意払う

 新型コロナウイルス禍で営業自粛要請が続く中、居酒屋や喫茶店、中には高級レストランまで、多くの飲食店がテークアウト(持ち帰り)の営業を始めた。初めての店も多い。これから気温は上昇し、間もなくジメジメした梅雨になる。当然、各店とも気を遣うのが食中毒対策だ。
 豊橋市保健所によると、食中毒予防の3原則は原因となる細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」。手洗い、調理器具などの洗浄で「つけない」▽温度管理、提供までの時間を管理して「増やさない」▽十分に加熱して「やっつける」-が重要となる。
 すべての飲食店は常に食中毒に注意しているが、テークアウトの場合、店内飲食に比べ、利用者の口の中に入るまでに時間がかかる。そのため各店は、これまで以上に細心の注意を払っている。
 現在はテークアウトのみの営業をしている豊橋市内の居酒屋は、弁当に刺し身を入れる場合は保冷剤を下に敷く、できる限り火を通した食材を使う、作り置きはしない、などに配慮しているという。箱には「3時間以内に食べてください」「保存する場合は10度以下で」という注意書きのシールを貼る。さらに弁当をデリバリー(配達)する際の大きな容器も常に消毒するという。
 この店では「皆さんに安心して食べて頂けるよう、できる限りの食中毒対策をしています」と話す。
 県は全国13の特定警戒都道府県の一つだ。東京などでは、新型コロナウイルスのPCR検査(遺伝子検査)が増え、保健所の食品衛生担当職員も関連業務などに追われているという。食中毒が起きると、医療機関や保健所にかかる負担はさらに大きくなる。
 こんな時期だからこそ、飲食店での食品の衛生管理や、従業員教育の徹底が必要だ。弁当などを買った人も、意識して早めに食べきるなどの対策が求められる。(竹下貴信)
    ◇
 気象庁によると、11日の東三河各地の最高気温は豊橋27・6度、新城29・7度、蒲郡28・5度、伊良湖27・8度でいずれも今年最高となった。名古屋地方気象台によると、県内の12日以降の天気は、前半は高気圧に覆われて晴れる日が多いが、後半は雲が広がりやすく、雨の降る日がある。最高、最低気温は平年並みか平年より高い日が多いとしている。

食中毒対策で弁当を運ぶ容器を消毒する店員=豊橋市内で
食中毒対策で弁当を運ぶ容器を消毒する店員=豊橋市内で

カテゴリー:社会・経済

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