学生の不安、関氏が一問一答

豊橋中央高生徒がオンラインインタビュー

　豊橋中央高校の生徒会役員が８日、オンライン会議システムを使って、衆議院議員の関健一郎氏に新型コロナウイルスについてのインタビューをした。関氏は生徒たちに「自分の頭で考え行動することが大切」と呼びかけた。
　「就職や留学は大丈夫」「文化祭や修学旅行はやっていいの」など生徒たちが不安に思っている点を国会議員に聞いてみようと企画した。
　関氏は最初に「専門家でも判断が分かれている事案が多い。キーワードは『自分の頭で考えろ』で、さまざまな情報を自分で調べ判断していくことが大切」と指摘した。
　そのうえで就職については「全体的には減る。ただしコロナが追い風になっている業界もある。これまで以上に業界選びが大切になる」とした。留学については「コロナで諦める人がいる。この中で、留学できれば、チャンスをつかめる確率が上がる。どのような方法を使っても留学はすべきだ」と述べた。
　また文化祭や修学旅行は「ぜひやってほしい。その際、国立感染症研究所や厚生労働省のホームページなどで情報を調べ、自分の頭で考え、コロナ対策をしてほしい」と語った。
　生徒会長の植田海星さん（３年）は「さまざまな情報に振り回されず、自分の頭で考えることの大切さが分かった」と話していた。
（竹下貴信）