豊橋商業の打線が爆発
「夏季愛知県高等学校野球大会」東三河ブロックは12日、４会場で１、２回戦６試合が行われた。豊橋市民球場では豊橋商業が就職試験で不在の仲間のために一丸となり、コールド勝ち。学校創立１００周年の国府も伏兵の一撃で逆転勝利を収めた。成章、豊丘、福江、桜丘も勝ち進んだ。
【由本裕貴】
豊橋商業の自慢の打線がつながった。御津を14安打11得点で圧倒。初回に３者連続適時打で３－１と逆転し、２回も伊藤隼捕手（２年）の中前打などで３点を追加した。打球は強風に乗って外野手の頭上を越え、伊藤は４、５回と２度も三塁打を放つ３打点の活躍。矢田崎翔一塁手（２年）も３打点を挙げた。２人に負けじと、先発した樋口泰輔投手（２年）も５回を５被安打１失点。初回に失点したが、尻上がりに調子を上げた。
３年生は14人と例年に比べて多いが、この日は今泉秀斗外野手と柴田歩夢外野手が消防士試験の日程と重なり出場できなかった。試合前に「次は２人も一緒に全員で試合ができるように勝とう」と選手たちが自ら心を奮い立たせた。
２年生の活躍が目立っての初戦突破に、２回に二塁打でチャンスを広げるなどして、３得点の働きを見せた主将の古市政民二塁手（３年）は「上下関係なく、チーム一丸となれるいいところが出せた」と笑顔。小坂井－豊橋中央（18日）の勝者と戦う19日の３回戦を「３年生がそろう来週も自分たちの野球で勝ちたい」と見据えた。
国府がシーソーゲームを制す
国府がシーソーゲームを制した。試合を決めたのは９番打者、篠田湧希中堅手（３年）の一発だ。５－５の８回、内角低め直球をフルスイング。右翼への勝ち越し本塁打となり、これが決勝点となった。記念すべき公式戦初アーチに「相手投手の球威もだんだん落ちて来てたので、狙っていた。気持ちよかったです」と笑顔を見せた。
感染症対策で夏の甲子園だけでなく、創立１００周年を迎えた学校の文化祭なども中止となった。それでも大城崇紀監督の「甲子園を目指す気持ちは変わらない。学校代表として勝ち上がろう」の言葉を胸に、一戦必勝で臨む。今週は試験期間で練習ができないが、野球ができる喜びを力に変え、次戦も勝利を目指す。
12日の結果（東三河ブロック）
▽１回戦
国府８－５蒲郡東
成章２－０蒲郡
豊丘９－３三谷水産
▽２回戦
豊橋商業11－１御津
（５回コールド）
福江７－４新城有教館
桜丘10－３豊橋工業
（８回コールド）
「夏季愛知県高等学校野球大会」東三河ブロックは12日、４会場で１、２回戦６試合が行われた。豊橋市民球場では豊橋商業が就職試験で不在の仲間のために一丸となり、コールド勝ち。学校創立１００周年の国府も伏兵の一撃で逆転勝利を収めた。成章、豊丘、福江、桜丘も勝ち進んだ。
【由本裕貴】
豊橋商業の自慢の打線がつながった。御津を14安打11得点で圧倒。初回に３者連続適時打で３－１と逆転し、２回も伊藤隼捕手（２年）の中前打などで３点を追加した。打球は強風に乗って外野手の頭上を越え、伊藤は４、５回と２度も三塁打を放つ３打点の活躍。矢田崎翔一塁手（２年）も３打点を挙げた。２人に負けじと、先発した樋口泰輔投手（２年）も５回を５被安打１失点。初回に失点したが、尻上がりに調子を上げた。
３年生は14人と例年に比べて多いが、この日は今泉秀斗外野手と柴田歩夢外野手が消防士試験の日程と重なり出場できなかった。試合前に「次は２人も一緒に全員で試合ができるように勝とう」と選手たちが自ら心を奮い立たせた。
２年生の活躍が目立っての初戦突破に、２回に二塁打でチャンスを広げるなどして、３得点の働きを見せた主将の古市政民二塁手（３年）は「上下関係なく、チーム一丸となれるいいところが出せた」と笑顔。小坂井－豊橋中央（18日）の勝者と戦う19日の３回戦を「３年生がそろう来週も自分たちの野球で勝ちたい」と見据えた。
国府がシーソーゲームを制す
国府がシーソーゲームを制した。試合を決めたのは９番打者、篠田湧希中堅手（３年）の一発だ。５－５の８回、内角低め直球をフルスイング。右翼への勝ち越し本塁打となり、これが決勝点となった。記念すべき公式戦初アーチに「相手投手の球威もだんだん落ちて来てたので、狙っていた。気持ちよかったです」と笑顔を見せた。
感染症対策で夏の甲子園だけでなく、創立１００周年を迎えた学校の文化祭なども中止となった。それでも大城崇紀監督の「甲子園を目指す気持ちは変わらない。学校代表として勝ち上がろう」の言葉を胸に、一戦必勝で臨む。今週は試験期間で練習ができないが、野球ができる喜びを力に変え、次戦も勝利を目指す。
12日の結果（東三河ブロック）
▽１回戦
国府８－５蒲郡東
成章２－０蒲郡
豊丘９－３三谷水産
▽２回戦
豊橋商業11－１御津
（５回コールド）
福江７－４新城有教館
桜丘10－３豊橋工業
（８回コールド）
