県内コロナ感染者 3日ぶりに100人超

　県は13日、この日新たに１０９人が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。県内では11、12の両日は１００人を下回っていたが、３日ぶりに再び１００人を超えた。県内には独自の緊急事態宣言が出ており、岐阜、三重の両県の感染も愛知由来が多いと指摘されている。大村秀章知事は感染防止のための行動を改めて呼びかけた。
　１０９人の地域別内訳は、県所管が57人、名古屋市が44人、豊田市４人、岡崎市２人、豊橋市２人。また、名古屋市で１人が死亡し、県内の死者は39人となった。
　12日の86人の年齢別内訳は20代が17人、30代15人、40代と70代が各11人など。地域別では、豊橋市を除くと豊川市で40～70代の男女６人が感染していた。いずれも感染経路は特定されている。
　一方、大村知事は13日、検査体制を強化するため、あいち健康の森（東浦町）にドライブスルー方式のＰＣＲ検査所を開設し、20日から週５日程度、検体採取を始めると発表した。
　ドライブスルー方式の検査所を瀬戸保健所豊明分室（豊明市）に設置、運営してきたが13日付で廃止した。
　新しい検査所は、鼻やのどからではなく、唾液から検体を採取する。医療機関でＰＣＲ検査が必要と判断され、軽症の人が対象。県内全域から予約を受け付ける。当面は１日90人程度の検査を実施する予定。10月をめどに２００人、11月には５００人程度と、従来の１０倍以上の検査ができる体制を整備する。
　ドライブスルー方式のＰＣＲ検査所は名古屋市、豊橋市にもあり、豊田市も13日に開設した。
（後藤康之）