文字の大きさ

東三河各地で震災追悼。桜丘高も豊橋駅前で鎮魂の祈りを込め「集会」

「道」の前で鎮魂の思いを込めて演奏する和太鼓部=豊橋駅東口で
「道」の前で鎮魂の思いを込めて演奏する和太鼓部=豊橋駅東口で

 未曾有の犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から6年を迎えた。この日、東三河各地でも、追悼行事や被災地支援活動、防災講座などが行われ、住民らが被災した東北を思い、防災を考える1日となった。
 豊橋市の桜丘高校の生徒会、和太鼓部などは今年も、震災発生の翌年から続けている追悼集会を豊橋駅東口ペデストリアンデッキで開き、キャンドルを入れたペットボトルで「道」の文字をつくった。
 会場には大勢の生徒、父母らが集まった。宮城県気仙沼市での交流活動に1年生の時から参加している2年・本多彩花さんは「お祭りに参加して一つになれたようで、現地の人が『豊橋に行きたい』とも言ってくれ、つながっていると感じた」。その一方で「今も娘さんを探している人がいる。行方不明の人がいるということを忘れてはいけない」と呼び掛けた。
 同じく2年の熊谷安結瞳さんは「がれきの片付けで学生証を見つけた。ここに住んでいたのかと思うと心が痛く、辛かった」と声を詰まらせ「もし、災害が起きたら1人でも救えるよう呼び掛けをしたい」と思いを話した。
 寒風が吹きつける中、地震発生時刻から3時間後の午後5時46分に黙とう。「(復興は)道半ば」「交流の道のり」の思いからペットボトルでつくった「道」の前では、和太鼓部が生徒自作の曲「長篠」を披露し、生徒たちは力強く生きることと鎮魂の祈りを込めて演奏を繰り広げた。
 追悼集会に先がけ、生徒らは復興支援の募金を通行人らに呼び掛けた。
(中村晋也)

 未曾有の犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から6年を迎えた。この日、東三河各地でも、追悼行事や被災地支援活動、防災講座などが行われ、住民らが被災した東北を思い、防災を考える1日となった。
 豊橋市の桜丘高校の生徒会、和太鼓部などは今年も、震災発生の翌年から続けている追悼集会を豊橋駅東口ペデストリアンデッキで開き、キャンドルを入れたペットボトルで「道」の文字をつくった。
 会場には大勢の生徒、父母らが集まった。宮城県気仙沼市での交流活動に1年生の時から参加している2年・本多彩花さんは「お祭りに参加して一つになれたようで、現地の人が『豊橋に行きたい』とも言ってくれ、つながっていると感じた」。その一方で「今も娘さんを探している人がいる。行方不明の人がいるということを忘れてはいけない」と呼び掛けた。
 同じく2年の熊谷安結瞳さんは「がれきの片付けで学生証を見つけた。ここに住んでいたのかと思うと心が痛く、辛かった」と声を詰まらせ「もし、災害が起きたら1人でも救えるよう呼び掛けをしたい」と思いを話した。
 寒風が吹きつける中、地震発生時刻から3時間後の午後5時46分に黙とう。「(復興は)道半ば」「交流の道のり」の思いからペットボトルでつくった「道」の前では、和太鼓部が生徒自作の曲「長篠」を披露し、生徒たちは力強く生きることと鎮魂の祈りを込めて演奏を繰り広げた。
 追悼集会に先がけ、生徒らは復興支援の募金を通行人らに呼び掛けた。
(中村晋也)

「道」の前で鎮魂の思いを込めて演奏する和太鼓部=豊橋駅東口で
「道」の前で鎮魂の思いを込めて演奏する和太鼓部=豊橋駅東口で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR