藤井八段の2冠獲得を記念 ホテルアークリッシュ豊橋で「将棋めしフェア」

　将棋の第61期王位戦７番勝負の第４局が19、20の両日、福岡市内で指され、藤井聡太棋聖（18）が木村一基王位（47）を80手で降し、４連勝で二つ目のタイトルを獲得した。18歳１カ月での達成で、羽生善治九段の最年少記録（21歳11カ月）を更新した。10代での２冠は史上初。また、最年少八段昇格は、加藤一二三さんの記録18歳３カ月を62年ぶりに塗り替えた。瀬戸市出身の藤井八段の快挙に、県内からも祝福の声が上がった。
　これを受け、７月１～２日の王位戦第１局の対局会場となった「ホテルアークリッシュ豊橋」は、藤井八段の２冠獲得を記念して「将棋めしフェア」を21日から始める。両棋士が食べた「勝負メシ」４種類を30日までのランチタイムにオーダーバイキングで提供する。
　ホテルが２回の昼食に出したのは「三河鮮魚の海鮮丼」「三河食材の天ぷら」「金トビ志賀の冷やしきしめん」「源氏和牛カレー」だった。
　対局終了後はランチメニューとして１種類ずつ、期間限定で提供してきたが、今回は食べやすい量にして何度も食べられるよう「オーダーバイキング形式」で提供することにした。デザートは、「おやつ」として注目された「ブルーベリータルト」を用意する。
　久曽神真支配人は「両棋士が食べた味を、一度に楽しんでもらえれば」と話している。ホテルは対局会場となったチャペル「音楽堂」を午前11時～午後２時半に無料開放する。
　オーダーバイキングは午前11時半～午後２時。大人２８００円、小学生１５００円（いずれも税別同）。
　問い合わせはホテルアークリッシュ豊橋（０５３２・51・１１１８）へ。
【安藤聡】