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県独自の緊急事態宣言を解除 引き続き『厳重警戒』

記者会見で緊急事態宣言の解除を発表する大村知事
記者会見で緊急事態宣言の解除を発表する大村知事

 県は24日、この日新たに判明した新型コロナウイルス患者は43人だったと発表した。地域別では県所管が10人、名古屋市26人、岡崎市4人、豊田市3人。豊橋市はゼロだった。県は同日、13回目の新型コロナウイルス対策会議を開き、同日までの予定で出ていた県独自の緊急事態宣言を打ち切り、25日以降は「厳重警戒」とすることを決めた。大村秀章知事は「まだ新規患者の発生が続いており、万全とは言えないが、落ち着いている」と述べた。
 緊急事態宣言は今月6日に出された。7月28日に110人の患者が確認され、その後は100人台の患者が続いたため。名古屋市中区の接待を伴う飲食店でクラスター(感染者集団」が相次いで発生し、お盆で人の移動が激しくなることを見越し、期間を定めたうえで発令した。
 この結果、新規患者100人超は今月10日まで14日連続で続いたものの、その後100人を超えたのは109人だった同13日のみで、24日まで11日連続で2桁台の患者で推移した。
 緊急事態宣言の解除で、名古屋市中区の3エリアで出ていた営業時間短縮や休業の要請も解除される。
 また大村知事は、県民と事業者向けにメッセージを出した。これまでの経過を振り返ったうえで「感染症のリスクは依然として続いている。今後も社会経済活動とのバランスを取りながら、感染拡大の防止に取り組んでいく。引き続き『厳重警戒』として新たな日常に対応した行動に変え、特に高齢者など重症化リスクの高い人への配慮、感染防止対策をお願いしたい」とした。
 一方、23日に陽性と判定された50人の地域別内訳は、名古屋市が26人。東三河の感染者はゼロだった。年齢別では20代が9人、30代と70代が各7人、10代と40代が各6人など。死者はさらに増えて57人となった。
 7月1日から8月23日までの患者の総数は3668人。30代以下の割合はさらに下がって58・9%。感染経路不明者の割合は55・0%となっている。
 この期間の重症、中等症の患者が占める割合は前日と同じ10・0%。8月単月の割合は12・3%。
(後藤康之)

 県は24日、この日新たに判明した新型コロナウイルス患者は43人だったと発表した。地域別では県所管が10人、名古屋市26人、岡崎市4人、豊田市3人。豊橋市はゼロだった。県は同日、13回目の新型コロナウイルス対策会議を開き、同日までの予定で出ていた県独自の緊急事態宣言を打ち切り、25日以降は「厳重警戒」とすることを決めた。大村秀章知事は「まだ新規患者の発生が続いており、万全とは言えないが、落ち着いている」と述べた。
 緊急事態宣言は今月6日に出された。7月28日に110人の患者が確認され、その後は100人台の患者が続いたため。名古屋市中区の接待を伴う飲食店でクラスター(感染者集団」が相次いで発生し、お盆で人の移動が激しくなることを見越し、期間を定めたうえで発令した。
 この結果、新規患者100人超は今月10日まで14日連続で続いたものの、その後100人を超えたのは109人だった同13日のみで、24日まで11日連続で2桁台の患者で推移した。
 緊急事態宣言の解除で、名古屋市中区の3エリアで出ていた営業時間短縮や休業の要請も解除される。
 また大村知事は、県民と事業者向けにメッセージを出した。これまでの経過を振り返ったうえで「感染症のリスクは依然として続いている。今後も社会経済活動とのバランスを取りながら、感染拡大の防止に取り組んでいく。引き続き『厳重警戒』として新たな日常に対応した行動に変え、特に高齢者など重症化リスクの高い人への配慮、感染防止対策をお願いしたい」とした。
 一方、23日に陽性と判定された50人の地域別内訳は、名古屋市が26人。東三河の感染者はゼロだった。年齢別では20代が9人、30代と70代が各7人、10代と40代が各6人など。死者はさらに増えて57人となった。
 7月1日から8月23日までの患者の総数は3668人。30代以下の割合はさらに下がって58・9%。感染経路不明者の割合は55・0%となっている。
 この期間の重症、中等症の患者が占める割合は前日と同じ10・0%。8月単月の割合は12・3%。
(後藤康之)

記者会見で緊急事態宣言の解除を発表する大村知事
記者会見で緊急事態宣言の解除を発表する大村知事

カテゴリー:社会・経済

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