東陵中生徒など豊橋7人コロナ感染、県内は48人

　県は１日、この日新たに48人の新型コロナ陽性患者を確認したと発表した。前日よりも半減したが、県は「警戒領域」であるとして感染拡大防止への取り組みを求めている。
　地域別内訳は県所管が18人、名古屋市23人、豊橋市７人。
　豊橋市の７人は、クラスター（感染者集団）認定されている松葉町のパブ「ＥＤＥＮ」の従業員１人と利用客１人、それらの濃厚接触者５人。年齢別では10代１、20代１、30代２、40代３。豊川保健所管内の豊川、田原の両市でも、ＥＤＥＮの従業員各１人が陽性判定された。これで、ＥＤＥＮの全従業員16人と利用者１人の感染が確認された。市は引き続き、利用した人は連絡するよう呼びかけている。
　また、豊橋市立東陵中学はこの日、生徒の感染が確認されたとして、２日から３日間、臨時休業にすると発表した。学校施設を消毒する。
　一方、10月31日に陽性と判定された97人の地域別内訳は、名古屋市が37人。東三河では、豊橋市の20～50代のパブ従業員の男女12人と、蒲郡市の40代男性だった。年齢別では20代と40代が各21人、30代と40代が各14人など。
　７月１日から10月31日までの累計患者は５７０８人となった。30代以下は54・０％、感染経路不明者が50・３％。
　この期間の重症、中等症の患者の占める割合は12・１％。10月１カ月間のそれは12・３％。死者は１人増えて96人となった。
　10月31日現在の入院患者は１３０人、入院調整中は４人、自宅療養は１５５人、軽症か無症状の患者向け施設入所は１０９人。
【山田一晶】