文字の大きさ

豊橋市長選 あす8日に投開票

豊橋市長選 あす8日に投開票
(右から)鈴木氏、浅井氏、佐原氏
(右から)鈴木氏、浅井氏、佐原氏

 任期満了に伴う豊橋市長選は8日、投開票される。立候補している弁当販売業の鈴木美穂氏(46)、元県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)=届け出順=の各陣営とも選挙運動はあと1日のみ。3陣営のこれまでの動きをまとめた。

鈴木氏陣営
 新人の鈴木氏は「市政にお母さん目線を」と出馬表明し、選挙戦を始めた。政策は健康寿命の延伸、子育て世代への支援拡充、小中学校の給食費無償化と自校給食。
 日中は街頭や公園などを巡る。子育て世代の女性たちと語りあい、夕方は帰宅途中の高校生らと触れ合って支持拡大に努めた。

浅井氏陣営
 浅井氏は、街頭演説と夕方以降に催すミニ集会で地道に支持拡大を訴えてきた。集会場では入場者数を抑え、コロナ感染防止策を講じながらの選挙戦が続く。
 中心市街地やその周辺の住宅街、さらに郊外の農業地帯まできめ細かく足を運んだ。陣営幹部は「手薄だと思った地区でも予想以上の参加者がおり、立ち見が出る会場もあった」と驚く。
 選挙戦では自身の政策とともに、豊橋への愛情をアピールする。さらに4期目を目指す現職に対する多選の弊害についても訴えている。
 政策面では教育と子育ての「人づくり」を最重要課題に掲げ、小学校給食の無償化を約束。ベンチャー育成を核にした産業振興では、浜名湖までの地域にシリコンバレーにならった先端産業の集積化を図る。食と農業の融合したまちづくりで誘客と人材育成を強化するとしている。
 県とのパイプづくりも課題に挙げる。東三河の首長と県議などで戦略本部を立ち上げ、県を動かすだけの政策提案力を強化する。また、ユニチカ跡地訴訟で市が得た26億円を新型コロナ対策の経済支援に使う新たな公約も打ち出した。
 選対幹部は「広域に顔と名前が広まったと感触はある。あとは少しでも投票率が上向くよう訴え続ける」と意気込む。

佐原氏陣営
 4選を目指す佐原氏は、10月2日に政策を発表し自民、公明の両党関係者の支援を受ける。告示前の10月24日には元「SPEED」メンバーの今井絵理子参院議員、告示後の4日には下村博文政調会長など、自民の著名議員が応援に駆けつけるなど国政とのパイプを強調した。
 告示前日、市内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した。市のコロナ対策会議に出席するなど、公務と選挙運動が重なって多忙を極めた。日中の街頭演説やあいさつ回り、夜の個人演説会で「市中感染にならないよう一生懸命に封じ込めにかかっている。農家や商店など年末商戦を無事に迎えられるようにして経済が循環できるように対策をすることが必要」と呼び掛け「コロナ後の豊橋経済が日本の経済の先頭に立って引っ張れる街にする」として、教育環境の改善や幹線道路整備の必要性を訴えた。
 政権与党の支援もあり、組織的に活動を繰り広げている。4日にあった企業団体決起大会で佐原氏は「子どもが夢に向かって歩んでもらえるようオーダメード型の教育環境をつくりだす。浜松三ヶ日・豊橋道路などインフラ整備をして経済を活性化させる」と900人超の出席者に述べ、支持拡大を訴えた。
【安藤聡、加藤広宣】

 任期満了に伴う豊橋市長選は8日、投開票される。立候補している弁当販売業の鈴木美穂氏(46)、元県議の浅井由崇氏(58)、現職の佐原光一氏(66)=届け出順=の各陣営とも選挙運動はあと1日のみ。3陣営のこれまでの動きをまとめた。

鈴木氏陣営
 新人の鈴木氏は「市政にお母さん目線を」と出馬表明し、選挙戦を始めた。政策は健康寿命の延伸、子育て世代への支援拡充、小中学校の給食費無償化と自校給食。
 日中は街頭や公園などを巡る。子育て世代の女性たちと語りあい、夕方は帰宅途中の高校生らと触れ合って支持拡大に努めた。

浅井氏陣営
 浅井氏は、街頭演説と夕方以降に催すミニ集会で地道に支持拡大を訴えてきた。集会場では入場者数を抑え、コロナ感染防止策を講じながらの選挙戦が続く。
 中心市街地やその周辺の住宅街、さらに郊外の農業地帯まできめ細かく足を運んだ。陣営幹部は「手薄だと思った地区でも予想以上の参加者がおり、立ち見が出る会場もあった」と驚く。
 選挙戦では自身の政策とともに、豊橋への愛情をアピールする。さらに4期目を目指す現職に対する多選の弊害についても訴えている。
 政策面では教育と子育ての「人づくり」を最重要課題に掲げ、小学校給食の無償化を約束。ベンチャー育成を核にした産業振興では、浜名湖までの地域にシリコンバレーにならった先端産業の集積化を図る。食と農業の融合したまちづくりで誘客と人材育成を強化するとしている。
 県とのパイプづくりも課題に挙げる。東三河の首長と県議などで戦略本部を立ち上げ、県を動かすだけの政策提案力を強化する。また、ユニチカ跡地訴訟で市が得た26億円を新型コロナ対策の経済支援に使う新たな公約も打ち出した。
 選対幹部は「広域に顔と名前が広まったと感触はある。あとは少しでも投票率が上向くよう訴え続ける」と意気込む。

佐原氏陣営
 4選を目指す佐原氏は、10月2日に政策を発表し自民、公明の両党関係者の支援を受ける。告示前の10月24日には元「SPEED」メンバーの今井絵理子参院議員、告示後の4日には下村博文政調会長など、自民の著名議員が応援に駆けつけるなど国政とのパイプを強調した。
 告示前日、市内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した。市のコロナ対策会議に出席するなど、公務と選挙運動が重なって多忙を極めた。日中の街頭演説やあいさつ回り、夜の個人演説会で「市中感染にならないよう一生懸命に封じ込めにかかっている。農家や商店など年末商戦を無事に迎えられるようにして経済が循環できるように対策をすることが必要」と呼び掛け「コロナ後の豊橋経済が日本の経済の先頭に立って引っ張れる街にする」として、教育環境の改善や幹線道路整備の必要性を訴えた。
 政権与党の支援もあり、組織的に活動を繰り広げている。4日にあった企業団体決起大会で佐原氏は「子どもが夢に向かって歩んでもらえるようオーダメード型の教育環境をつくりだす。浜松三ヶ日・豊橋道路などインフラ整備をして経済を活性化させる」と900人超の出席者に述べ、支持拡大を訴えた。
【安藤聡、加藤広宣】

豊橋市長選 あす8日に投開票
(右から)鈴木氏、浅井氏、佐原氏
(右から)鈴木氏、浅井氏、佐原氏

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR