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豊橋市長選 新人・浅井氏が初当選

支持者に囲まれ初当選を喜ぶ浅井氏
支持者に囲まれ初当選を喜ぶ浅井氏

 任期満了に伴う豊橋市長選は8日投開票され、無所属新人で元県議会議員の浅井由崇氏(58)が、現職の佐原光一氏(66)と新人で弁当販売業の鈴木美穂氏(46)を破り初当選した。投票率は43・14%で過去最低だった前回を13・32ポイント上回った。

 浅井氏は既存政党の推薦は受けず、市民有志の組織で初めての市長選に挑んだ。4選を狙う現職への多選批判に加え、豊橋公園を整備候補地とする新アリーナ構想にも反対を唱えた。投票率の低下傾向で無党派層の取り込みが難しくなる中、現職支持層からの批判票も効果的に取り込んで票の上積みにつなげた。
 選挙戦では市の人口減少に歯止めをかけ、かつての街の活気を取り戻す改革案を掲げた。小学校給食費の無償化をはじめ教育と子育ての拡充、県のスタートアップ支援事業に連動したITや先端産業の創出、地場産業の農業と食を融合させたまちづくりを中心施策に掲げた。
 選挙が始まると、新型コロナウイルス対策として新たに、ユニチカ跡地売却訴訟で市に支払われた賠償金約26億円を経済支援策に活用する案も公表した。さらに、市役所改革に加え、東三河の首長と県議でつくる戦略本部で連携を強化。県とのパイプ強化の必要性を訴えた。
【加藤広宣、安藤聡】

 任期満了に伴う豊橋市長選は8日投開票され、無所属新人で元県議会議員の浅井由崇氏(58)が、現職の佐原光一氏(66)と新人で弁当販売業の鈴木美穂氏(46)を破り初当選した。投票率は43・14%で過去最低だった前回を13・32ポイント上回った。

 浅井氏は既存政党の推薦は受けず、市民有志の組織で初めての市長選に挑んだ。4選を狙う現職への多選批判に加え、豊橋公園を整備候補地とする新アリーナ構想にも反対を唱えた。投票率の低下傾向で無党派層の取り込みが難しくなる中、現職支持層からの批判票も効果的に取り込んで票の上積みにつなげた。
 選挙戦では市の人口減少に歯止めをかけ、かつての街の活気を取り戻す改革案を掲げた。小学校給食費の無償化をはじめ教育と子育ての拡充、県のスタートアップ支援事業に連動したITや先端産業の創出、地場産業の農業と食を融合させたまちづくりを中心施策に掲げた。
 選挙が始まると、新型コロナウイルス対策として新たに、ユニチカ跡地売却訴訟で市に支払われた賠償金約26億円を経済支援策に活用する案も公表した。さらに、市役所改革に加え、東三河の首長と県議でつくる戦略本部で連携を強化。県とのパイプ強化の必要性を訴えた。
【加藤広宣、安藤聡】

支持者に囲まれ初当選を喜ぶ浅井氏
支持者に囲まれ初当選を喜ぶ浅井氏

カテゴリー:政治・行政

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