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35年活躍「声の広報」鈴木さんを表彰

声の広報として35年の活躍が認められた鈴木さん=市役所で
声の広報として35年の活躍が認められた鈴木さん=市役所で

 田原市の広報や議会だよりで長年「声の広報」ボランティアとして活躍する鈴木千賀子さん(71)=神戸町=が、視覚障害者の福祉向上への貢献が認められ、鉄道弘済会などから東海地区奨励賞を贈られた。市役所で12日、主催団体による贈呈式があり、35年にわたる奉仕活動の功績をたたえた。
 鈴木さんは1985年度から、田原町(当時)の「広報たはら」「議会だより」の朗読録音で語り手として活躍する。
 弘済会と日本盲人福祉委員会が主催する「朗読録音奉仕者感謝行事」で東海地区の表彰者に選ばれた。
 贈呈式には鉄道弘済会の田尻耕平・社会福祉第二部長のほか、山下政良市長や市議会の辻史子広報公聴委員長らも同席して祝福した。
 鈴木さんは中学と高校では放送部に所属。一時はアナウンサーを志したこともあったが、結婚後は夫の古里に近い田原市へ移り住んだ。
 受賞について鈴木さんは「趣味などたくさん挑戦しては挫折したが、声のボランティアはやめようと思ったことはなかった。一番の誇り。できる限り続けたい」と胸を詰まらせ謝辞を述べた。
 声質の維持などを問われると「いつもの声でしゃべることが肝心。普段通りを心掛けている」と語った。
 田尻部長は「聴覚障害者の貴重な情報源としての活動に頭が下がる」と感謝した。
 山下市長も「いつもやさしい語り口で柔らかな声を聞くと、鈴木さんだと分かる。もっと現役を続けてほしい」と期待した。
【加藤広宣】

 田原市の広報や議会だよりで長年「声の広報」ボランティアとして活躍する鈴木千賀子さん(71)=神戸町=が、視覚障害者の福祉向上への貢献が認められ、鉄道弘済会などから東海地区奨励賞を贈られた。市役所で12日、主催団体による贈呈式があり、35年にわたる奉仕活動の功績をたたえた。
 鈴木さんは1985年度から、田原町(当時)の「広報たはら」「議会だより」の朗読録音で語り手として活躍する。
 弘済会と日本盲人福祉委員会が主催する「朗読録音奉仕者感謝行事」で東海地区の表彰者に選ばれた。
 贈呈式には鉄道弘済会の田尻耕平・社会福祉第二部長のほか、山下政良市長や市議会の辻史子広報公聴委員長らも同席して祝福した。
 鈴木さんは中学と高校では放送部に所属。一時はアナウンサーを志したこともあったが、結婚後は夫の古里に近い田原市へ移り住んだ。
 受賞について鈴木さんは「趣味などたくさん挑戦しては挫折したが、声のボランティアはやめようと思ったことはなかった。一番の誇り。できる限り続けたい」と胸を詰まらせ謝辞を述べた。
 声質の維持などを問われると「いつもの声でしゃべることが肝心。普段通りを心掛けている」と語った。
 田尻部長は「聴覚障害者の貴重な情報源としての活動に頭が下がる」と感謝した。
 山下市長も「いつもやさしい語り口で柔らかな声を聞くと、鈴木さんだと分かる。もっと現役を続けてほしい」と期待した。
【加藤広宣】

声の広報として35年の活躍が認められた鈴木さん=市役所で
声の広報として35年の活躍が認められた鈴木さん=市役所で

カテゴリー:社会・経済

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