コロナ新規陽性者 県内155人、豊橋は7人

　県は29日、新たに１５５人が新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。２００人を下回ったが、６日連続で１００人を超えた。これで県内の累計陽性者は１万人を超えた。県は名古屋市中区の繁華街の酒を提供する店に対し、同日から営業時間の短縮を要請している。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が69人、名古屋市が77人、豊橋市が７人、豊田市が２人。豊橋市は30代男性と40代男女、80代の女性３人と90歳以上の女性。いずれもすでに陽性と判明した人の濃厚接触者で、保健所から自宅待機を要請されていた。
　一方、28日に陽性と発表された２１７人の地域別内訳は、名古屋市が１１０人。東三河は豊橋市の２人と、豊川市の30代男性、蒲郡市の20代男性だった。春日井市で17人の感染が報告されている。
　年代別内訳は20代が63人。続いて70代が29人となっており、高齢層の陽性が目立った。さらに40代と50代が各27人、30代が26人など。
　10月21日から11月28日までの「第３波」の陽性者は４０８２人となった。70代以上の割合は11・４％、感染経路不明者は45・７％。この期間の重症、中等症の患者が占める割合は11・２％となっている。
　28日現在の入院は３８０人、入院調整は10人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２１１人、自宅療養は９３３人。
【山田一晶】