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10月の東三河有効求人倍率は平均0・78倍

 愛知労働局がまとめた東三河地域の公共職業安定所(豊橋、豊川、新城)の10月の有効求人倍率は平均0・78倍、前月比0・02ポイント改善された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で依然、1倍を下回る水準が続く。感染拡大「第3波」で、来月以降はさらに深刻化するとみている。
 安定所別では豊橋が0・87で前月と同じ。豊川は0・64で0・05ポイント改善、新城は0・78で0・06ポイント改善された。前年同月比ではいずれも4~5割近く落ち込んだ。
 豊橋管内では、コロナ感染拡大の影響で6月から1倍を切ったが、その後は同じ水準で推移している。求職者と求人の実数もほぼ横ばいで推移している。製造業は非正規従業員の解雇などが一段落したという。
 豊橋公共職業安定所の滝沢良仁次長は「春先のような窓口の混雑は見られず、落ち着きを取り戻した」と話す。
 また、愛知労働局が職業別の求人倍率をもとにまとめた「求人・求職バランスシート」では、事務系職業の求職難が際立った。
 事務職は求人8339件に対し求職者は2万4947人と3倍近い。慢性的な求人不足にコロナ対策に伴うリモートワーク推奨が背景にある。サービス系の職業は慢性的な人材不足の医療や介護のほか、飲食業や接客業でも人手不足が顕在化している。
 一方で、先月からコロナ感染が再拡大に入ったことに伴い、飲食店の時短・自粛営業や客足減少の影響が心配される。滝沢次長は「年度末までにどれだけ求人数を維持できるか不透明だ。感染拡大の動向を注視していきたい」と話した。
【加藤広宣】

 愛知労働局がまとめた東三河地域の公共職業安定所(豊橋、豊川、新城)の10月の有効求人倍率は平均0・78倍、前月比0・02ポイント改善された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で依然、1倍を下回る水準が続く。感染拡大「第3波」で、来月以降はさらに深刻化するとみている。
 安定所別では豊橋が0・87で前月と同じ。豊川は0・64で0・05ポイント改善、新城は0・78で0・06ポイント改善された。前年同月比ではいずれも4~5割近く落ち込んだ。
 豊橋管内では、コロナ感染拡大の影響で6月から1倍を切ったが、その後は同じ水準で推移している。求職者と求人の実数もほぼ横ばいで推移している。製造業は非正規従業員の解雇などが一段落したという。
 豊橋公共職業安定所の滝沢良仁次長は「春先のような窓口の混雑は見られず、落ち着きを取り戻した」と話す。
 また、愛知労働局が職業別の求人倍率をもとにまとめた「求人・求職バランスシート」では、事務系職業の求職難が際立った。
 事務職は求人8339件に対し求職者は2万4947人と3倍近い。慢性的な求人不足にコロナ対策に伴うリモートワーク推奨が背景にある。サービス系の職業は慢性的な人材不足の医療や介護のほか、飲食業や接客業でも人手不足が顕在化している。
 一方で、先月からコロナ感染が再拡大に入ったことに伴い、飲食店の時短・自粛営業や客足減少の影響が心配される。滝沢次長は「年度末までにどれだけ求人数を維持できるか不透明だ。感染拡大の動向を注視していきたい」と話した。
【加藤広宣】

カテゴリー:社会・経済

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