コロナ新規陽性者 豊橋4人、豊川市民病院職員6人

　県は17日、新たに２３８人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。３日連続の２００人超えで、１００人超は24日連続。政府が「勝負の３週間」と位置づけた期間は終わったが、感染拡大に歯止めが効かない状況だ。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が１１７人、名古屋市が１０３人、豊橋市が４人、岡崎市が３人、豊田市が11人。豊橋市はいずれも女性で10代１人、20代２人、40代１人。20代の２人は豊橋市民病院の看護師と委託事業者。看護師は同僚や患者の濃厚接触者はなく、委託事業者の濃厚接触者は全員陰性だった。診療制限はしない。
　また豊川市は同日、市民病院で院内感染により発生しているクラスター（感染者集団）で、15～16日にかけて患者19人と職員３０５人を検査した結果、新たに職員６人が陽性となったと発表した。看護師は20代と40代が各２人でいずれも女性、ほかに40代と50代の男性技師。
　一方、16日に陽性と発表された２４８人の地域別内訳は、名古屋市が１２２人。東三河は豊橋市の７人のほか、豊川市が60代と80代の男性各１人で、同市民病院由来。蒲郡市が20代女性、田原市が20代と50代の女性各１人。
　２４８人の年代別内訳は、20代が47人、30代が45人、40代が34人、50代が33人など。
　10月21日から12月16日までの「第３波」の陽性者は７５１５人となった。70代以上の割合は13・４％、感染経路不明者は45・３％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・９％。死者は３人増えて１５０人となった。
　16日現在の入院は５０５人、入院調整は13人、軽症か無症状の人向けの。施設入所は２７２人、自宅療養は１１６３人。
【山田一晶】