コロナ新規陽性者 県内323人、豊橋は19人

「緊急事態宣言」後、初の週末

　県は16日、新たに３２３人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。緊急事態宣言下の初の週末となったが、４日連続で３００人超だった。不要不急の外出自粛要請が出ているが、週明け以降の数値が注目される。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が１７１人、名古屋市が99人（再感染１人含む）、豊橋市が19人、岡崎市が11人、豊田市が23人。豊橋市は10歳未満男児１、10歳未満女児１、10代男性１、10代女性３、20代女性４、30代女性２、40代男性２、40代女性１、70代男性３、80代女性１。濃厚接触者は６人。中等症が１人だった。

東部環境センター職員陽性

また市は、東部環境センター職員が陽性と判定されたと発表した。職場の陽性者はこれで８人となったが、市環境部収集業務課は「職場感染かどうか、調査している」と話した。ごみ収集体制への影響はないという。
　一方、15日に陽性と発表された３５２人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の17人のほかに、豊川市が10代女性３、20代男性３、20代女性２、40代女性１、50代女性２（計11人）▽蒲郡市が20代男性１、20代女性４▽田原市が40代女性２。３市計18人のうち、濃厚接触者は10人だった。
　３５２人の年代別内訳は、20代が１０１人、40代が53人、30代が46人、10代が33人など。70代以上の割合は12・５％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者数は２８７・７人、入院患者数は７０９・７人、重症患者数は52・６人、新規陽性者のうち高齢者数が40・１人で、いずれも「危険」となっている。
　昨年10月21日から１月15日までの第３波の陽性者は１万４９６２人となった。70代以上の割合は15・８％、感染経路不明者は43・８％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・６％。死者は前日より11人増えて３１６人となった。一日で増えた人数としては過去最多。
　15日現在の入院は６６８人、入院調整は20人。軽症か無症状の人向けの施設入所は２５９人、自宅療養は２２１３人。
【山田一晶】