コロナ新規陽性者 豊橋は過去最多の28人

　県は21日、新たに２７０人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。大村秀章知事は「入院する中等症の患者が増え、入院が長引いているためなかなか減らない」と危機感をにじませている
　２７０人の管轄保健所別内訳は、県管轄が１１４人、名古屋市が１１１人、豊橋市が一日としては過去最多の28人、岡崎市が７人、豊田市が10人。豊橋市は10歳未満女児１、20代男性５、20代女性５、30代男性１、30代女性３、40代男性２、40代女性４、50代男性２、50代女性１、60代女性１、70代男性１、70代女性２。このうち濃厚接触者は８人。また市はクラスター（感染者集団）が発生している東部環境センターで新たに２人の陽性報告があり、陽性者は計15人になったと発表した。
　一方、19日に陽性と発表された２４６人の地域別内訳は、東三河地方が豊橋市の11人のほかに、豊川市が10代女性１、20代男性１、20代女性１、30代男性２、30代女性２、40代男性１、40代女性１、50代男性１、50代女性１（計11人）▽蒲郡市が80代女性１、90代女性１▽新城市が40代男性１。３市計14人のうち、濃厚接触者は８人だった。
　２４６人の年代別内訳は20代が44人、30代が37人、40代が36人、70代が34人など。70代以上の割合は22・３％だった。
　７日間の平均でいる県の指標によると、新規感染者は２６３人、入院患者は７１６・６人、重症者は56・４人、新規陽性者のうち高齢者は39・７人で、いずれも「危険」が続いている。
　昨年10月21日から１月20日までの第３波の陽性者は１万６１４４人となった。70代以上の割合は15・８％、感染経路不明者は43・７％。
　この期間の重症、中等症の割合は10・６％、死者は４人増えて３４１人となった。
　20日現在の入院は７２３人、入院調整は23人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２６７人、自宅療養は２１３２人。
【山田一晶】