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街路樹の枝を発電燃料に

街路樹から刈り取った枝木などを燃料に活用する
街路樹から刈り取った枝木などを燃料に活用する
加工後の木質チップ(イメージ)
加工後の木質チップ(イメージ)

 「サーラeパワー」(豊橋市駅前大通1、藤田尚弘社長)は26日から、街路樹の枝切りで発生する枝木などを発電燃料に活用するため、新西浜町の東三河バイオマス発電所で廃材の受け入れを試験的に始めると発表した。3月末までに約70㌧が目標。事業化のめどが立てば、さらに調達範囲を広げる考えだ。
 3月末まで、東三河建設事務所が管理する県道の街路樹などの枝木を受け入れる。回収後、市内の事業所でチップに加工する。
 県や市などと昨年末に協議会を設け、電気料金の根拠となる調達価格の明確化など課題を検討してきた。
 発電所は2019年7月に稼働、年間発電量は約1億5000万㌔㍗時で、一般家庭約4万世帯分に相当する。調達チップは輸入のパームヤシ殻や木質ペレット、国内の一般木材や間伐材など年間約15万㌧に上る。
 東三河建設事務所によると、2019年度に街路樹の手入れで発生した枝木は約432㌧。サーラeパワーは、公園なども含めると東三河の県管轄施設で年間約1000㌧の発生を見込む。さらに、今後は東三河の各市町村にも調達元を広げたい考えだ。
【加藤広宣】

 「サーラeパワー」(豊橋市駅前大通1、藤田尚弘社長)は26日から、街路樹の枝切りで発生する枝木などを発電燃料に活用するため、新西浜町の東三河バイオマス発電所で廃材の受け入れを試験的に始めると発表した。3月末までに約70㌧が目標。事業化のめどが立てば、さらに調達範囲を広げる考えだ。
 3月末まで、東三河建設事務所が管理する県道の街路樹などの枝木を受け入れる。回収後、市内の事業所でチップに加工する。
 県や市などと昨年末に協議会を設け、電気料金の根拠となる調達価格の明確化など課題を検討してきた。
 発電所は2019年7月に稼働、年間発電量は約1億5000万㌔㍗時で、一般家庭約4万世帯分に相当する。調達チップは輸入のパームヤシ殻や木質ペレット、国内の一般木材や間伐材など年間約15万㌧に上る。
 東三河建設事務所によると、2019年度に街路樹の手入れで発生した枝木は約432㌧。サーラeパワーは、公園なども含めると東三河の県管轄施設で年間約1000㌧の発生を見込む。さらに、今後は東三河の各市町村にも調達元を広げたい考えだ。
【加藤広宣】

街路樹から刈り取った枝木などを燃料に活用する
街路樹から刈り取った枝木などを燃料に活用する
加工後の木質チップ(イメージ)
加工後の木質チップ(イメージ)

カテゴリー:社会・経済

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