県内コロナ新規陽性者 35日ぶり2桁の89人

　県は25日、新たに89人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日の数字が２桁となるのは12月21日の92人以来、35日ぶり。緊急事態宣言で新規陽性者は減っているが、入院患者数は７００人前後の状態が続いていることから、県は引き続き感染拡大防止に努めるよう呼びかけている。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が30人、名古屋市が31人、豊橋市が９人、岡崎市が５人、豊田市が14人。豊橋市は30代男性１、30代女性３、40代男性１、50代男性１、60代女性１、80代男性２。２人は知人が陽性となり、検査を受けた。中等症が１人、軽症が７人となっている。中等症の１人が入院を予定している。
　一方、24日に陽性と発表された１６３人の地域別内訳は、豊橋市の13人のほかに、豊川市が30代男性２、30代女性１、40代男性１、50代男性１、60代女性１▽蒲郡市が40代女性１、70代女性１▽東栄町が70代女性１。２市１町の９人のうち、濃厚接触者は７人。
　年代別内訳は、50代が28人、20代と40代が各20人、70代が19人など。70代以上の割合は25・７％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は２２４・０人（厳重警戒）、入院患者は７３０・７人（危険）、重症者は57・７人（危険）、新規陽性者のうち高齢者は47・７人（危険）。17日現在の陽性率は８・４％（警戒）となっている。
　昨年10月21日から１月24日までの陽性者は１万７０７０人となった。70代以上の割合は16・２％、感染経路不明者は43・１％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・７％。死者は６人増えて３６４人となった。
　24日現在の入院は７０９人、入院調整は24人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２８７人、自宅療養は１８４１人。
【山田一晶】