東三河フードバンクが豊橋で初総会

　支援の必要な人たちに食べ物を無償提供する活動を展開している「ＮＰＯ法人東三河フードバンク」（佐藤多一理事長）は27日、豊橋市松葉町２の豊橋市民センターで初の通常総会を開いた。
　同フードバンクは、豊橋ライオンズクラブ有志らで昨年６月に設立した。７月には豊橋市、市社会福祉協議会との３者で協定を交わし、８月から活動を開始。秋には市職員会館に事務所を開設した。
　総会には約20の個人・団体が出席。佐藤理事長があいさつに立ち、取り組みを紹介するとともに「今後はこの活動をもっと広げていきたい。会員も増やしていきたいと思っているので、ぜひご協力を」とあいさつした。
　続く議事では、２０２０年度の事業報告と決算報告として、昨年９月と12月に実施した「フードドライブ」の実績や、食べ物の受け付け量および提供量、フードバンクに関わるネットワーク構築事業への取り組みなどが伝えられた。21年度事業計画案と予算案、定款一部変更についても承認された。
　また、設立当初の役員が３月31日で任期満了となることから、新役員選任もあり、佐藤理事長、片桐逸司副理事長、柴田高志理事、神藤陽一郎監事の現役員が引き続き務めることになった。任期は４月１日から２年間。
【田中博子】