県内のコロナ新規陽性者は15人 豊橋は1人

　県は15日、新たに15人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。大村秀章知事は、この日午前の記者会見で県独自の厳重警戒宣言について「今の状況が続けば21日で解除したい」と述べた。飲食店への時短要請などの措置や対象エリアは週半ば以降に検討するという。
　15人の管轄保健所別内訳は、県管轄が４人、名古屋市が10人、豊橋市が１人、岡崎市、豊田市はゼロ。豊橋市は市民病院の30代の医師で感染経路は不明という。院内での濃厚接触者はいないとしている。
　一方、13～14日に陽性と発表されたのは計78人。地域別内訳は、東三河は報告がなかった。
　年代別内訳は、20代が25人、50代が13人、30代が13人など。70代以上の割合は16％だった。
　７日間の平均値で示す県の指標（14日現在）によると、新規陽性者は41・１人（注意）、入院患者は２４５・９人（警戒）、入院患者のうち重症者は23・４人（警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は８・９人（警戒）となっている。
　昨年10月21日から３月14日までの第３波の陽性者は２万６８１人となった。70代以上の割合は18・５％。感染経路不明者は42・１％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・９％。死者は２人増えて５５６人となった。
　14日現在の入院は２３７人、入院調整は１人、軽症か無症状の人向けの施設入所は88人、自宅療養は１７３人。
【山田一晶】