蒲郡で映画「ゾッキ」先行上映

　蒲郡市出身の漫画家大橋裕之さんの作品「ゾッキＡ・Ｂ」を実写化した映画「ゾッキ」の市内先行上映が20日、市内３会場で開かれた。市内外の人が会場で映画を楽しんだ。21日まで。
　原作は大橋さんの初期作品集で、俳優の竹中直人さん、山田孝之さん、斎藤工さんが監督を務めた。３監督が１話ずつ撮影し、３話をつなげたリレーションムービーになっている。山田さんは映画初監督で、ベテランの竹中さんや斎藤さんの指導を受けた。
　ロケは全て蒲郡であり、建物や風景、街並みがそのまま出てくる。出演は吉岡里帆さん、鈴木福さんら。
　本来は市内８カ所での上映と３監督の舞台あいさつが予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により会場の規模が縮小され、あいさつも見合わせとなった。
　上映するのは蒲郡信用金庫本店と市民会館大ホール、中ホールの３会場。公開当日の市民会館では、グッズ、飲食といった関連商品の販売コーナーなど、ゾッキ一色で訪れた多くの観客を出迎えた。
　名古屋から来た女性（45）は「地元で撮影した映画が先行上映してくれてうれしいです」と笑顔で話した。
　市民会館での21日の上映は午前10時と午後２時の２回。当日券は１４００円（税込み）で販売する（開館は上映の30分前。現金のみ対応）。
【林大二朗】