文字の大きさ

被災直後から海の「足」に

講演する菅原船長=いずれも桜丘学園で
講演する菅原船長=いずれも桜丘学園で
菅原船長㊨に支援金を手渡す角谷会長
菅原船長㊨に支援金を手渡す角谷会長

菅原船長招き講演会

 豊橋東ロータリークラブ(角谷歩会長)は20日、インターアクトクラブである「桜丘学園孫便りの会」とともに、東日本大震災追悼事業を実施。震災直後から、気仙沼市と気仙沼大島との唯一の「足」として活躍した「臨時船ひまわり」の菅原進船長を市内の桜丘学園に招いて話を聞いた。
 同RCでは高校生らととともに継続して復興事業に力を入れてきた。今年度は発災後10年として、孫便りの会と連携し、今月11日の豊橋駅前ペデストリアンデッキでの黙祷、同13日のこども未来館ここにこで開いた「絆まつり」を支援してきた。今回はその締めくくりのイベント。10年の区切りとして、当初は現地での交流を企画していたが、新型コロナウイルス禍で断念し、講演会を企画した。
 「臨時船『ひまわり』を保存する会」広報で娘の武田恵理子さんと共に学園を訪れた菅原船長。最初に「ひまわり」に関する報道の録画をみんなで視聴した後、講演した。震災当時の状況や津波の中で船に乗って海へ出たこと、定期船が無くなり島民の唯一の足として病の体を押して運行してきたこと、命の大切さについてなど、さまざまなエピソードを交えて紹介した。
 「気仙沼大島大橋」の建設で船は役目を終えたが、震災遺構として保存しようと、保存会が活動を続けている。「保存を求める6年生の子の手紙に、残す決意をした」と菅原船長。質疑応答にも答え、生徒たちに「友達を大切に」と呼びかけた。
 講演後は気仙沼からのビデオメッセージの上映、生徒から花束の贈呈、豊橋東RCからは保存会への支援金10万円が菅原船長に渡された。
【田中博子】

菅原船長招き講演会

 豊橋東ロータリークラブ(角谷歩会長)は20日、インターアクトクラブである「桜丘学園孫便りの会」とともに、東日本大震災追悼事業を実施。震災直後から、気仙沼市と気仙沼大島との唯一の「足」として活躍した「臨時船ひまわり」の菅原進船長を市内の桜丘学園に招いて話を聞いた。
 同RCでは高校生らととともに継続して復興事業に力を入れてきた。今年度は発災後10年として、孫便りの会と連携し、今月11日の豊橋駅前ペデストリアンデッキでの黙祷、同13日のこども未来館ここにこで開いた「絆まつり」を支援してきた。今回はその締めくくりのイベント。10年の区切りとして、当初は現地での交流を企画していたが、新型コロナウイルス禍で断念し、講演会を企画した。
 「臨時船『ひまわり』を保存する会」広報で娘の武田恵理子さんと共に学園を訪れた菅原船長。最初に「ひまわり」に関する報道の録画をみんなで視聴した後、講演した。震災当時の状況や津波の中で船に乗って海へ出たこと、定期船が無くなり島民の唯一の足として病の体を押して運行してきたこと、命の大切さについてなど、さまざまなエピソードを交えて紹介した。
 「気仙沼大島大橋」の建設で船は役目を終えたが、震災遺構として保存しようと、保存会が活動を続けている。「保存を求める6年生の子の手紙に、残す決意をした」と菅原船長。質疑応答にも答え、生徒たちに「友達を大切に」と呼びかけた。
 講演後は気仙沼からのビデオメッセージの上映、生徒から花束の贈呈、豊橋東RCからは保存会への支援金10万円が菅原船長に渡された。
【田中博子】

講演する菅原船長=いずれも桜丘学園で
講演する菅原船長=いずれも桜丘学園で
菅原船長㊨に支援金を手渡す角谷会長
菅原船長㊨に支援金を手渡す角谷会長

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR