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名作映画「黒部の太陽」豊川ロケ写真展

「黒部の太陽」豊川ロケの写真やポスターを紹介する川手さん=からりこで
「黒部の太陽」豊川ロケの写真やポスターを紹介する川手さん=からりこで
出水シーンでの事故の瞬間を収めた写真。右端が石原さん(提供)
出水シーンでの事故の瞬間を収めた写真。右端が石原さん(提供)
熊谷組の社員と記念撮影に応じる石原さん(右から2人目)と三船さん(左端)。右端が川手さん(提供)
熊谷組の社員と記念撮影に応じる石原さん(右から2人目)と三船さん(左端)。右端が川手さん(提供)

 豊川市代田町の市文化会館内の喫茶店「からりこ」で、日本映画「黒部の太陽」の豊川ロケ写真展が開かれている。昭和の大スターを襲ったハプニングの瞬間を収めた写真など、貴重な資料が紹介されている。29日まで。
 1968年に公開され、黒部ダム建設工事の苦難を描いた大作は、昭和の名俳優、石原裕次郎さんや三船敏郎さんが主演。作品の大部分を占めるトンネル掘削工事シーンのロケが、67年9月から約3カ月間、豊川市穂ノ原2の熊谷組(現テクノス)の敷地内で行われた。
 今回、元市職員で収集家の大塚房雄さん(65)ら「黒部の太陽の会」が主催し、熊谷組の元社員らが保管していた当時の写真20点を展示。敷地内では長さ220㍍のトンネルを再現したセットで撮影が行われたが、クライマックスの出水シーンで想定よりも大量の水が出て出演者やスタッフら11人が負傷するハプニングが発生。石原さんも左足に全治1週間のけがを負った。この瞬間を収めた貴重な写真もある。
 石原さんや三船さんは撮影の合間、社員食堂で休憩しており、元社員の川手久治さん(85)が同僚と一緒に撮影した写真も大切に保管していた。「豊川市民には当時のことを覚えている方もいると思う。思い出して懐かしんでほしい」と話す。
 石原さんの妻まき子さんが2014年に講演で豊川市を訪れた際の写真や、映画のポスターや共演者のサインの寄せ書きも展示されている。
 営業時間は午前9時~午後2時。毎週火・金・土曜定休。
(由本裕貴)

 豊川市代田町の市文化会館内の喫茶店「からりこ」で、日本映画「黒部の太陽」の豊川ロケ写真展が開かれている。昭和の大スターを襲ったハプニングの瞬間を収めた写真など、貴重な資料が紹介されている。29日まで。
 1968年に公開され、黒部ダム建設工事の苦難を描いた大作は、昭和の名俳優、石原裕次郎さんや三船敏郎さんが主演。作品の大部分を占めるトンネル掘削工事シーンのロケが、67年9月から約3カ月間、豊川市穂ノ原2の熊谷組(現テクノス)の敷地内で行われた。
 今回、元市職員で収集家の大塚房雄さん(65)ら「黒部の太陽の会」が主催し、熊谷組の元社員らが保管していた当時の写真20点を展示。敷地内では長さ220㍍のトンネルを再現したセットで撮影が行われたが、クライマックスの出水シーンで想定よりも大量の水が出て出演者やスタッフら11人が負傷するハプニングが発生。石原さんも左足に全治1週間のけがを負った。この瞬間を収めた貴重な写真もある。
 石原さんや三船さんは撮影の合間、社員食堂で休憩しており、元社員の川手久治さん(85)が同僚と一緒に撮影した写真も大切に保管していた。「豊川市民には当時のことを覚えている方もいると思う。思い出して懐かしんでほしい」と話す。
 石原さんの妻まき子さんが2014年に講演で豊川市を訪れた際の写真や、映画のポスターや共演者のサインの寄せ書きも展示されている。
 営業時間は午前9時~午後2時。毎週火・金・土曜定休。
(由本裕貴)

「黒部の太陽」豊川ロケの写真やポスターを紹介する川手さん=からりこで
「黒部の太陽」豊川ロケの写真やポスターを紹介する川手さん=からりこで
出水シーンでの事故の瞬間を収めた写真。右端が石原さん(提供)
出水シーンでの事故の瞬間を収めた写真。右端が石原さん(提供)
熊谷組の社員と記念撮影に応じる石原さん(右から2人目)と三船さん(左端)。右端が川手さん(提供)
熊谷組の社員と記念撮影に応じる石原さん(右から2人目)と三船さん(左端)。右端が川手さん(提供)

カテゴリー:社会・経済

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