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東栄の藤田さんがBBQ用プランク開発

地元産スギでウッドプランクを開発した藤田さん=東栄町で
地元産スギでウッドプランクを開発した藤田さん=東栄町で
絹姫サーモンのプランクバーベキュー(提供)
絹姫サーモンのプランクバーベキュー(提供)

 東栄町の会社員、藤田忠志さん(45)は、奥三河のスギでバーベキュー用の木板「ウッドプランク」を開発した。日本バーベキュー協会の上級インストラクターでもある藤田さんは「板を用いて魚介類を焼くプランクバーベキューを普及させ、消費拡大と森林の保全に役立てていきたい」と話し、製造販売を目指している。
 藤田さんは2016年に同協会の初級を取得し、翌17年には中、上級と相次いで認定を受けた。「日本でのバーベキューは肉を焼いて集うイメージです。しかし、アメリカの場合は食材を焼いて調理するホストと、食べるゲストとが分かれており、所作やマナーを守ってするものです」と説明する。
 バーベキュー専用のグリルを使い、濡らした木板に食材を置いてコンロに乗せ、ふたをして調理する「プランクバーベキュー」の普及を目指そうと、地元産スギ板の活用を考えた。「アメリカでは90年代から始まり、日本ではあまり知られていない調理法。名物にして漁業関係者にも好影響を与えられるのでは」と話す。
 三河杉として流通している地元のスギで縦20㌢、横40㌢、厚さ0・8㌢の板にした。板を一定時間水に浸した後に、魚などを置いてコンロの上で焼く。藤田さんは「放射熱でしっとりと、ふっくらと焼き上げることができる」と特長をあげる。3回前後使った後にはそのまま炭にするという。
 3月には新城市内で試食会があり、設楽町で養殖される絹姫サーモンを調理した。参加者からは「スギの香りと合わさって香ばしさがあふれていた」と語った。
 藤田さんは、絹姫サーモンのほか、田原市の渥美プレミアムラスサーモン、東栄町の振草川のアユ、蒲郡市で水揚げされる深海魚などに着目、「東三河での魚介類を調理することができる」と話す。
 年内までに製造販売を始め、売り上げの一部を森林の植林基金に寄付することも計画する。「山間部に広葉樹を植えて川の栄養を海に運ぶことも考えます」と目を輝かせた。
【安藤聡】

 東栄町の会社員、藤田忠志さん(45)は、奥三河のスギでバーベキュー用の木板「ウッドプランク」を開発した。日本バーベキュー協会の上級インストラクターでもある藤田さんは「板を用いて魚介類を焼くプランクバーベキューを普及させ、消費拡大と森林の保全に役立てていきたい」と話し、製造販売を目指している。
 藤田さんは2016年に同協会の初級を取得し、翌17年には中、上級と相次いで認定を受けた。「日本でのバーベキューは肉を焼いて集うイメージです。しかし、アメリカの場合は食材を焼いて調理するホストと、食べるゲストとが分かれており、所作やマナーを守ってするものです」と説明する。
 バーベキュー専用のグリルを使い、濡らした木板に食材を置いてコンロに乗せ、ふたをして調理する「プランクバーベキュー」の普及を目指そうと、地元産スギ板の活用を考えた。「アメリカでは90年代から始まり、日本ではあまり知られていない調理法。名物にして漁業関係者にも好影響を与えられるのでは」と話す。
 三河杉として流通している地元のスギで縦20㌢、横40㌢、厚さ0・8㌢の板にした。板を一定時間水に浸した後に、魚などを置いてコンロの上で焼く。藤田さんは「放射熱でしっとりと、ふっくらと焼き上げることができる」と特長をあげる。3回前後使った後にはそのまま炭にするという。
 3月には新城市内で試食会があり、設楽町で養殖される絹姫サーモンを調理した。参加者からは「スギの香りと合わさって香ばしさがあふれていた」と語った。
 藤田さんは、絹姫サーモンのほか、田原市の渥美プレミアムラスサーモン、東栄町の振草川のアユ、蒲郡市で水揚げされる深海魚などに着目、「東三河での魚介類を調理することができる」と話す。
 年内までに製造販売を始め、売り上げの一部を森林の植林基金に寄付することも計画する。「山間部に広葉樹を植えて川の栄養を海に運ぶことも考えます」と目を輝かせた。
【安藤聡】

地元産スギでウッドプランクを開発した藤田さん=東栄町で
地元産スギでウッドプランクを開発した藤田さん=東栄町で
絹姫サーモンのプランクバーベキュー(提供)
絹姫サーモンのプランクバーベキュー(提供)

カテゴリー:社会・経済

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