コロナ新規陽性者 県内624人、豊橋は23人

　県は13日、６２４人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日あたりの数値としては、前日に次ぐ過去二番目の多さ。大村秀章知事は「緊急事態宣言下であることを認識し、自らの身を守り、感染対策の徹底を」と呼びかけた。
　６２４人の管轄保健所別内訳は、県管轄が２５０人、名古屋市が２６９人、豊橋市が23人、岡崎市が22人、一宮市が31人、豊田市が29人。
　一方、12日に陽性と発表された６７９人の地域別内訳は、豊橋市は36人（10歳未満男児１、10歳未満女児２、20代男性８、20代女性９、30代男性１、30代女性５、40代女性４、50代男性２、50代女性１、60代男性１、70代女性２）▽豊川市は16人（20代男性２、20代女性５、40代男女各２、70代男性２、80代女性２、90代女性１）▽蒲郡市は７人（10代男性１、20代女性２、30代男性１、40代男女各１、50代女性１）▽田原市は90代女性１－だった。
　東三河計60人のうち、感染経路不明者は31人。
　７日間の平均値で示す県の12日現在の指標によると、新規陽性者は４９４・０人（危険）、陽性率は11・０％（厳重警戒）、入院患者は７７８・４人（危険）、入院患者のうち重症者は47・６人（厳重警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は58・４人（危険）となった。
　12日現在の確保病床入院は７８３人、入院調整14人、施設入所は２９８人、自宅療養は３１４４人。
【山田一晶】

専用病床を増やすよう求める声

　県は13日、新型コロナウイルス対策の医療関係者による会議を開いた。出席者からは専用病床を増やすよう求める声が相次いだ。
　「一日あたり１０００人規模の陽性者が出てもおかしくない」「今後、さらに新型コロナの患者が増えるとほかの患者に対応できなくなる」などの意見が出た。
　大村知事は病床確保を続けていること、ワクチン接種の体制づくりを急いでいることを明らかにした。