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コロナワクチン 県の大規模集団接種始まる

接種と待機を同じ席で兼ねる蒲郡市の会場=蒲郡市民病院で(提供)
接種と待機を同じ席で兼ねる蒲郡市の会場=蒲郡市民病院で(提供)
接種前の予診=したら保健センターで
接種前の予診=したら保健センターで

 県独自の新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種が24日、豊明市の藤田医科大学などで始まり、周辺自治体の住民を対象に1回目の接種を実施した。
 大規模接種は同大学のほか、豊山町の県営名古屋空港ターミナルビルでも実施する。両会場で1日最大3000人の接種を予定している。
 藤田医科大学の会場ではこの日、名古屋市内に住む高齢者を対象に実施した。予定より10分早い午前8時50分から受け付けを始めた。
 使用するワクチンは先週国内で承認された米国モデルナ社製で、23日に2万回分が届いた。すでに使われているファイザー社製と同じく2回接種が必要だ。
 県の大規模集団接種は名古屋市のほか、会場周辺の8市町に住む人が対象となる。

東三河も一般高齢者の接種開始

 東三河でも24日、蒲郡と田原の両市で接種が始まった。蒲郡市は医療機関での個別接種と集団接種、田原市は個別接種を実施。他は豊川市が25日から個別接種、新城市が29日から個別と集団の両接種を開始。豊橋市は近く集団接種の日程を公表する。
 蒲郡市は65歳以上を対象に31医療機関での個別接種と市民病院での集団接種が始まった。集団接種では希望者174人が接種を受けた。
 平日が市民病院、土日曜と祝日は保健医療センターや公共施設で実施する。30日からは順次、複数の温泉旅館でも実施する。市の担当者は「ようやく始まった。混乱もなく済んだ」と話した。
 また、余剰ワクチンの活用策で市は①未接種の医療従事者②接種券を持つ予約未完了者③接種券があり市に登録する「キャンセルサポーター」-の順で優先接種する。他は接種券を持たない保育士や小中学校教職員など、市長ら感染症対策本部員も対象に入れた。
 田原市では、85歳以上を対象に医療機関での個別接種が始まった。堀切町の川瀬医院(川瀬修二院長)では12人が接種に訪れた。
 予約のトラブルや混雑の他、接種後の副反応などもなかったという。市医師会長でもある川瀬院長は、市内の接種状況について「今のところ無理なく進んでいる。近く集団接種も始まるが、接種方法に関わらず会場に来られない人への対策が課題だ」と話す。
 設楽町は17日から、65歳以上の集団接種を始めた。町内を4地区に分け、すでに田峯と津具の両地区は実施した。
 24日は中心部の田口地区の住民を対象に、したら保健センターで実施。午後0時45分から15分間隔で受け付けと予診を経て医師が注射した。接種を受けた男性(83)は「感染の不安があり、接種を希望した」と話した。
 町によると、予約キャンセルが出た場合は他の住民に連絡して接種したため廃棄はなかった。
 また、基礎疾患を持つ人への優先接種券は6月中旬までに送付する。
【取材班】

 県独自の新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種が24日、豊明市の藤田医科大学などで始まり、周辺自治体の住民を対象に1回目の接種を実施した。
 大規模接種は同大学のほか、豊山町の県営名古屋空港ターミナルビルでも実施する。両会場で1日最大3000人の接種を予定している。
 藤田医科大学の会場ではこの日、名古屋市内に住む高齢者を対象に実施した。予定より10分早い午前8時50分から受け付けを始めた。
 使用するワクチンは先週国内で承認された米国モデルナ社製で、23日に2万回分が届いた。すでに使われているファイザー社製と同じく2回接種が必要だ。
 県の大規模集団接種は名古屋市のほか、会場周辺の8市町に住む人が対象となる。

東三河も一般高齢者の接種開始

 東三河でも24日、蒲郡と田原の両市で接種が始まった。蒲郡市は医療機関での個別接種と集団接種、田原市は個別接種を実施。他は豊川市が25日から個別接種、新城市が29日から個別と集団の両接種を開始。豊橋市は近く集団接種の日程を公表する。
 蒲郡市は65歳以上を対象に31医療機関での個別接種と市民病院での集団接種が始まった。集団接種では希望者174人が接種を受けた。
 平日が市民病院、土日曜と祝日は保健医療センターや公共施設で実施する。30日からは順次、複数の温泉旅館でも実施する。市の担当者は「ようやく始まった。混乱もなく済んだ」と話した。
 また、余剰ワクチンの活用策で市は①未接種の医療従事者②接種券を持つ予約未完了者③接種券があり市に登録する「キャンセルサポーター」-の順で優先接種する。他は接種券を持たない保育士や小中学校教職員など、市長ら感染症対策本部員も対象に入れた。
 田原市では、85歳以上を対象に医療機関での個別接種が始まった。堀切町の川瀬医院(川瀬修二院長)では12人が接種に訪れた。
 予約のトラブルや混雑の他、接種後の副反応などもなかったという。市医師会長でもある川瀬院長は、市内の接種状況について「今のところ無理なく進んでいる。近く集団接種も始まるが、接種方法に関わらず会場に来られない人への対策が課題だ」と話す。
 設楽町は17日から、65歳以上の集団接種を始めた。町内を4地区に分け、すでに田峯と津具の両地区は実施した。
 24日は中心部の田口地区の住民を対象に、したら保健センターで実施。午後0時45分から15分間隔で受け付けと予診を経て医師が注射した。接種を受けた男性(83)は「感染の不安があり、接種を希望した」と話した。
 町によると、予約キャンセルが出た場合は他の住民に連絡して接種したため廃棄はなかった。
 また、基礎疾患を持つ人への優先接種券は6月中旬までに送付する。
【取材班】

接種と待機を同じ席で兼ねる蒲郡市の会場=蒲郡市民病院で(提供)
接種と待機を同じ席で兼ねる蒲郡市の会場=蒲郡市民病院で(提供)
接種前の予診=したら保健センターで
接種前の予診=したら保健センターで

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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