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日独交流160年で「アンペルマンブック」贈られる

大阪・神戸ドイツ総領事から贈られた「アンペルマンブック」=市中央図書館で
大阪・神戸ドイツ総領事から贈られた「アンペルマンブック」=市中央図書館で
アンペルマンを救ったマルコス・ヘックハウゼンの紹介ページ
アンペルマンを救ったマルコス・ヘックハウゼンの紹介ページ

 日独交流160年を記念して、旧東ドイツの歩行者信号に使われた人型キャラクターの名前を冠した「アンペルマンブック」が、大阪・神戸ドイツ総領事から豊橋市中央図書館に贈られた。1989年の東西統一で一時は消えかけたキャラクターを通して、分断と再統一までの変遷を映し出している。
 豊橋市はドイツのホストタウンとして、東京オリンピックとパラリンピックへ交流を企画してきた。豊橋日独協会を通じた民間交流も盛んで、総領事館から記念図書を贈られた。
 アンペルマンは旧東独時代、交通心理学者のカール・ペグラウが考案した標識マーク。1970年から東ベルリンの歩行者信号に採用された。
 東西再統一後の90年代に入ると、信号機も旧独製に統一が図られ、西独のデザーナーのマルコス・ヘックハウゼンが存続を呼び掛けた。親しみやすい容姿で人気に火が付いてキャラクターグッズにまで広がり、現在は旧西独の都市でもアンペルマンを使った信号機が普及している。
 本を通して、第二次世界大戦後の東西分裂から冷戦、89年のベルリンの壁崩壊と再統一など20世紀の激動の歴史も読み解ける。
 豊橋市では今年度、フォルクスワーゲングループの本社があるヴォルフスブルグ市とのパートナーシティ協定10周年記念事業に取り組むほか、東京オリンピック、パラリンピックで事前合宿を予定していたテコンドーとゴールボールの選手団の応援も続けていく。
【加藤広宣】

 日独交流160年を記念して、旧東ドイツの歩行者信号に使われた人型キャラクターの名前を冠した「アンペルマンブック」が、大阪・神戸ドイツ総領事から豊橋市中央図書館に贈られた。1989年の東西統一で一時は消えかけたキャラクターを通して、分断と再統一までの変遷を映し出している。
 豊橋市はドイツのホストタウンとして、東京オリンピックとパラリンピックへ交流を企画してきた。豊橋日独協会を通じた民間交流も盛んで、総領事館から記念図書を贈られた。
 アンペルマンは旧東独時代、交通心理学者のカール・ペグラウが考案した標識マーク。1970年から東ベルリンの歩行者信号に採用された。
 東西再統一後の90年代に入ると、信号機も旧独製に統一が図られ、西独のデザーナーのマルコス・ヘックハウゼンが存続を呼び掛けた。親しみやすい容姿で人気に火が付いてキャラクターグッズにまで広がり、現在は旧西独の都市でもアンペルマンを使った信号機が普及している。
 本を通して、第二次世界大戦後の東西分裂から冷戦、89年のベルリンの壁崩壊と再統一など20世紀の激動の歴史も読み解ける。
 豊橋市では今年度、フォルクスワーゲングループの本社があるヴォルフスブルグ市とのパートナーシティ協定10周年記念事業に取り組むほか、東京オリンピック、パラリンピックで事前合宿を予定していたテコンドーとゴールボールの選手団の応援も続けていく。
【加藤広宣】

大阪・神戸ドイツ総領事から贈られた「アンペルマンブック」=市中央図書館で
大阪・神戸ドイツ総領事から贈られた「アンペルマンブック」=市中央図書館で
アンペルマンを救ったマルコス・ヘックハウゼンの紹介ページ
アンペルマンを救ったマルコス・ヘックハウゼンの紹介ページ

カテゴリー:社会・経済

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