刈谷で夏の甲子園愛知大会抽選会

　「第１０３回全国高校野球選手権愛知大会」（７月３日開幕）の抽選会が19日、刈谷市総合文化センターであった。１７９チーム（１８６校）がＡ～Ｈの８ブロックに分かれてのトーナメント。５回戦終了後、改めて抽選がある。順調に進めば決勝は７月31日に岡崎市民球場で開催される。
　前年は新型コロナウイルス感染拡大のため独自大会となった。正式な大会としては２年ぶりとなる。
　会場は豊橋市民球場をはじめ10球場で。パロマ瑞穂球場で開会式がありシード８校などが参加。春の県大会で優勝した愛工大名電の田村俊介主将が選手宣誓する。同球場での第１試合で豊橋商が名古屋工と対戦する。
　１～２回戦は一日３試合の日程もあるが、その後は２試合が続く。順調にいけば７月18日の大会６日目が３回戦初戦で、第１試合にシード校が一斉に登場する。昨年は雨天や降雨コールドは五回以降で成立していたが、今年は七回に戻す。タイブレーク制は今年も導入する。決勝も同じ。
　東三河からは23チームが出場する。シードの桜丘はＧブロック。東三河初の連合チームとなった「御津・新城作手」はＤブロック１回戦で強豪の愛知黎明の胸を借りる。

　県高野連による各ブロックの展望は以下の通り。
　▽Ａ＝シードは星城。豊橋市民球場の第１試合で注目の左腕、足立を擁する国府が登場。４回戦で勝ち上がるであろう愛三大三河を降せば、五回戦で星城と激突する。
　▽Ｂ＝シードは栄徳。大府、名経大市邨が絡むか。
　▽Ｃ＝シードは東浦。豊橋球場に登場する豊橋東が注目される。
　▽Ｄ＝シードは東邦。豊橋中央が順調に勝ち進めば４回戦で激突する。
　▽Ｅ＝シードは中京大中京。豊川がブロックに入った。強豪の中部大春日丘と４回戦で戦う。
　▽Ｆ＝シードは愛工大名電。至学館が中部大第一と初戦で対決する。
　▽Ｇ＝シードは桜丘。初戦の３回戦の相手は成章の可能性が高い。時習館と渥美農の公立対決も注目。
　▽Ｈ＝シードは享栄。３回戦でぶつかる蒲郡が注目されている。
【山田一晶】