豊橋市が健康宣言優秀事業所3社を表彰

　豊橋市は、豊橋商工会議所などと共同で認定する「とよはし健康宣言事業所」のうち、優れた取り組みの３社を優秀事業所に選んだ。市役所で２日、各社代表を迎えて表彰式があった。
　「宣言事業所」は健康経営に積極的な企業を市と商議所、全国健康保険協会（協会けんぽ）愛知支部が認定している。認定事業所は昨年度１２５社で毎年更新する。
　最優秀賞の「アイセロ」（盛田智社長）は健康診断のフォローの他、メンタルヘルスの情報共有体制などを整えた。
　優秀賞の「レンテック大敬」（嵩明美社長）は、従業員中心の健康経営推進プロジェクトづくりなどに工夫を凝らし、特別賞の「三州鳶谷口建設」（大野いね子社長）は従業員の食生活改善策として希望する社員への朝食無料提供などに取り組む。
　３社には、浅井由崇市長、豊橋商議所の神野吾郎会頭、協会けんぽの芦田豊支部長が連名で表彰状を贈った。
　アイセロの盛田社長は「健康管理をおろそかにして会社が目指す従業員の幸せはあり得ない。取り組みは当たり前のことを実践させたまで。さらに進化させて幸福度を高めたい」と語った。
　浅井市長は「社員の意欲や生産性のほか、企業イメージも高める特色ある取り組みで模範となっている」とたたえた。
【加藤広宣】