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6月の三河港貿易概況が前年同期比大幅増

自動車の輸出入もコロナ以前の水準まで回復した(フォルクスワーゲングループジャパン提供)
自動車の輸出入もコロナ以前の水準まで回復した(フォルクスワーゲングループジャパン提供)

 名古屋税関豊橋税関支署は6月の三河港貿易概況を発表した。主力の自動車は、新型コロナウイルス禍の反動で輸出入とも大幅に伸びた。輸出額は2224億円で前年同期から2・8倍、輸入額は796億円で4倍以上となり、大幅増だった。輸出は4カ月連続、輸入は2カ月連続の増加。
 輸出品目別では全体の9割超を占める自動車が約3倍増えて2112億円だった。鉄鋼が2・8倍増の46億円、化学製品が80・8%増の26億円で続いた。
 輸入品目で9割近くを占める自動車は5・3倍以上増えて727億円だった。ほかは鉄鋼が90・3%増の24億円。
 上半期(1~6月)の実績も大幅に増えた。輸出は35・7%増の1兆1254億円、輸入は38・8%増の4239億円だった。自動車は輸出先の約8割を占める北米が立ち直り、前年同期から2・3倍増えて1兆548億円。輸入もフォルクスワーゲングループをはじめとするドイツ車の回復で、2・4倍増えて3812億円だった。
 豊橋税関支署では、前年同期はコロナ禍の直撃で輸出入とも近年で最低の実績と説明。「下半期以降は回復基調に転じたため、ようやくコロナ以前の水準に戻った」とみている。
【加藤広宣】

 名古屋税関豊橋税関支署は6月の三河港貿易概況を発表した。主力の自動車は、新型コロナウイルス禍の反動で輸出入とも大幅に伸びた。輸出額は2224億円で前年同期から2・8倍、輸入額は796億円で4倍以上となり、大幅増だった。輸出は4カ月連続、輸入は2カ月連続の増加。
 輸出品目別では全体の9割超を占める自動車が約3倍増えて2112億円だった。鉄鋼が2・8倍増の46億円、化学製品が80・8%増の26億円で続いた。
 輸入品目で9割近くを占める自動車は5・3倍以上増えて727億円だった。ほかは鉄鋼が90・3%増の24億円。
 上半期(1~6月)の実績も大幅に増えた。輸出は35・7%増の1兆1254億円、輸入は38・8%増の4239億円だった。自動車は輸出先の約8割を占める北米が立ち直り、前年同期から2・3倍増えて1兆548億円。輸入もフォルクスワーゲングループをはじめとするドイツ車の回復で、2・4倍増えて3812億円だった。
 豊橋税関支署では、前年同期はコロナ禍の直撃で輸出入とも近年で最低の実績と説明。「下半期以降は回復基調に転じたため、ようやくコロナ以前の水準に戻った」とみている。
【加藤広宣】

自動車の輸出入もコロナ以前の水準まで回復した(フォルクスワーゲングループジャパン提供)
自動車の輸出入もコロナ以前の水準まで回復した(フォルクスワーゲングループジャパン提供)

カテゴリー:社会・経済

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