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聖火リレー参加の清川さん五輪へエール

聖火リレーのトーチを持つ清川さん=作楽荘で
聖火リレーのトーチを持つ清川さん=作楽荘で
聖火リレーを走る清川さん=豊川市内で(今年4月、提供)
聖火リレーを走る清川さん=豊川市内で(今年4月、提供)

 社会福祉法人「一誠福祉会」が運営する「デイサービスセンター作楽荘」(豊橋市王ケ崎町)の機能訓練指導員清川哲央さん(48)は、目が不自由だが今年4月の聖火リレーで豊川市内を走った。いよいよオリンピックが始まり「新型コロナウイルス禍での開催になる。とにかく無事に終わってほしい」と願う。
 清川さんは、難病の「網膜色素変性症」で徐々に視力が落ちている。現在の視力は右目が0・03、左目が0・08で眼鏡をかけてもほとんど見えず、自動車、自転車は運転できない。将来は失明の危険性があるという。
 元々、作楽荘の職員で介護士やケアマネジャーをしていた。20代で発病し徐々に視力が落ち一度退職して、2016年に岡崎盲学校へ入学。3年間学び、マッサージ指圧師の国家資格を取得。卒業後、作楽荘に復帰し、現在は資格を生かして利用者のマッサージなどをする。
 在学中は懸命に頑張る子どもたちに感銘を受けて、自身も陸上などのスポーツに取り組んだ。2018年の障害者スポーツ大会では視覚障害者の1500㍍走で優勝した。
 聖火ランナーは「障害があっても前向きに生きてほしい」とのメッセージを伝えようと応募。4月6日に豊川市開運通の約200㍍を走った。わずか2分だったが「夢のような時間だった」と振り返る。
 オリンピックが開幕し、「コロナ禍で厳しい状況。中でもパラリンピックの出場者は感染したら重症化のリスクが高い選手もおり、命をかけて出場するといっても過言ではない。そのような中で頑張る皆さんを応援したい」と話す。
【竹下貴信】

 社会福祉法人「一誠福祉会」が運営する「デイサービスセンター作楽荘」(豊橋市王ケ崎町)の機能訓練指導員清川哲央さん(48)は、目が不自由だが今年4月の聖火リレーで豊川市内を走った。いよいよオリンピックが始まり「新型コロナウイルス禍での開催になる。とにかく無事に終わってほしい」と願う。
 清川さんは、難病の「網膜色素変性症」で徐々に視力が落ちている。現在の視力は右目が0・03、左目が0・08で眼鏡をかけてもほとんど見えず、自動車、自転車は運転できない。将来は失明の危険性があるという。
 元々、作楽荘の職員で介護士やケアマネジャーをしていた。20代で発病し徐々に視力が落ち一度退職して、2016年に岡崎盲学校へ入学。3年間学び、マッサージ指圧師の国家資格を取得。卒業後、作楽荘に復帰し、現在は資格を生かして利用者のマッサージなどをする。
 在学中は懸命に頑張る子どもたちに感銘を受けて、自身も陸上などのスポーツに取り組んだ。2018年の障害者スポーツ大会では視覚障害者の1500㍍走で優勝した。
 聖火ランナーは「障害があっても前向きに生きてほしい」とのメッセージを伝えようと応募。4月6日に豊川市開運通の約200㍍を走った。わずか2分だったが「夢のような時間だった」と振り返る。
 オリンピックが開幕し、「コロナ禍で厳しい状況。中でもパラリンピックの出場者は感染したら重症化のリスクが高い選手もおり、命をかけて出場するといっても過言ではない。そのような中で頑張る皆さんを応援したい」と話す。
【竹下貴信】

聖火リレーのトーチを持つ清川さん=作楽荘で
聖火リレーのトーチを持つ清川さん=作楽荘で
聖火リレーを走る清川さん=豊川市内で(今年4月、提供)
聖火リレーを走る清川さん=豊川市内で(今年4月、提供)

カテゴリー:社会・経済

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