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丸山薫賞は山本さんの詩集

受賞した山本さん
受賞した山本さん

 豊橋市は22日、現代詩の全国公募コンテスト「第28回丸山薫賞」に、埼玉県在住の山本かずこさんの詩集「恰も魂あるものの如く」(あたかもたましいあるもののごとく)を選んだと発表した。正賞盾と副賞100万円の贈呈式を10月21日に「ホテルアソシア豊橋」で開く。
 豊橋ゆかりの詩人、丸山薫(1899~1974年)を顕彰するため、没後20年の94年から毎年、作品を公募している。対象は昨年4月1日から今年3月31日までに刊行された現代詩集。
 受賞作は、昨年9月にミッドナイト・プレスから刊行された。山本さんは、1952年高知市生まれ。雑誌特約記者、東京都信用金庫協会取材記者として長く活動した。現在は表千家流茶道教授。20歳前後から詩作を始め既刊詩集に「渡月橋まで」「ストーリー」など。
 受賞作は2019年に急逝した夫の岡田幸文氏に捧げた詩集だという。岡田氏も詩人で編集者。新しい詩の最初の読者で「来年は、君の詩集を出そう」と言ったのが本作になった。山本さんは「岡田と2人にいただいた賞だと、心より感謝いたします」とコメントした。
 今年は212冊が審査対象となり、候補詩集となった6詩集から、以倉紘平さんら5人が3日間かけて選考した。
 市は10月9~31日、歴代受賞者や丸山薫の愛用品などを紹介するパネル展を中央図書館で開く。
【山田一晶】

 豊橋市は22日、現代詩の全国公募コンテスト「第28回丸山薫賞」に、埼玉県在住の山本かずこさんの詩集「恰も魂あるものの如く」(あたかもたましいあるもののごとく)を選んだと発表した。正賞盾と副賞100万円の贈呈式を10月21日に「ホテルアソシア豊橋」で開く。
 豊橋ゆかりの詩人、丸山薫(1899~1974年)を顕彰するため、没後20年の94年から毎年、作品を公募している。対象は昨年4月1日から今年3月31日までに刊行された現代詩集。
 受賞作は、昨年9月にミッドナイト・プレスから刊行された。山本さんは、1952年高知市生まれ。雑誌特約記者、東京都信用金庫協会取材記者として長く活動した。現在は表千家流茶道教授。20歳前後から詩作を始め既刊詩集に「渡月橋まで」「ストーリー」など。
 受賞作は2019年に急逝した夫の岡田幸文氏に捧げた詩集だという。岡田氏も詩人で編集者。新しい詩の最初の読者で「来年は、君の詩集を出そう」と言ったのが本作になった。山本さんは「岡田と2人にいただいた賞だと、心より感謝いたします」とコメントした。
 今年は212冊が審査対象となり、候補詩集となった6詩集から、以倉紘平さんら5人が3日間かけて選考した。
 市は10月9~31日、歴代受賞者や丸山薫の愛用品などを紹介するパネル展を中央図書館で開く。
【山田一晶】

受賞した山本さん
受賞した山本さん

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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