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コロナ禍で糀屋三左衛門の種麹 海外需要など増

リニューアルした「糀屋三左衛門」のECサイト
リニューアルした「糀屋三左衛門」のECサイト

ECサイト刷新でネット販売強化

 種麹の製造販売を手掛ける豊橋市牟呂町の「糀屋三左衛門」(村井裕一郎社長)は、新型コロナウイルス禍に伴う世界的な外出自粛傾向などを背景に、自社EC(電子商取引)サイトでのネット販売を強化している。昨年から家庭向けと海外の需要ともに順調に伸び、サイト刷新などで新たな販路開拓を目指す。
 同社によると、種麹の家庭向けネット通販の2021年6月期の売上高は前年比20%増、海外向けは75%伸びた。今期(22年6月期)も順調に推移しているという。
 コロナ禍に伴う外出自粛や健康志向の高まりを背景に、手間暇のかかる種麹の仕込みなどに挑む消費者が増えた。
 海外は和食ブームもあり、有名レストランを通じて一般に広がった。特に動物性由来の食材を口にしない「ビーガン」と呼ばれる消費者の増加で、みそやしょうゆなどを含む発酵食材への注目はさらに高まるとみている。欧米のほかアジア諸国など地域は多様で、購買頻度は高くないため1回あたり約2万円分を購入する人も多いという。
 自社サイト「コウジザ」を今月14日から「糀屋三左衛門オンラインストア」に刷新した。麹の食文化に親しみやすい内容を目指す。麹の仕込み方や原材料に使った料理レシピなど消費者の使い勝手をより意識した。
 これまでは商品にレシピを載せたチラシを同封していたが、サイト刷新で甘酒のアレンジや肉料理などの下ごしらえ、料理レシピなどを写真付きで紹介する。今後はレシピメニューの充実を進める考えだ。
 海外客向けの英語専用ページは将来的な検討課題とし、現在は注文時にスタッフが英語対応。オンライン決済も導入して使い勝手をよくした。
【加藤広宣】

ECサイト刷新でネット販売強化

 種麹の製造販売を手掛ける豊橋市牟呂町の「糀屋三左衛門」(村井裕一郎社長)は、新型コロナウイルス禍に伴う世界的な外出自粛傾向などを背景に、自社EC(電子商取引)サイトでのネット販売を強化している。昨年から家庭向けと海外の需要ともに順調に伸び、サイト刷新などで新たな販路開拓を目指す。
 同社によると、種麹の家庭向けネット通販の2021年6月期の売上高は前年比20%増、海外向けは75%伸びた。今期(22年6月期)も順調に推移しているという。
 コロナ禍に伴う外出自粛や健康志向の高まりを背景に、手間暇のかかる種麹の仕込みなどに挑む消費者が増えた。
 海外は和食ブームもあり、有名レストランを通じて一般に広がった。特に動物性由来の食材を口にしない「ビーガン」と呼ばれる消費者の増加で、みそやしょうゆなどを含む発酵食材への注目はさらに高まるとみている。欧米のほかアジア諸国など地域は多様で、購買頻度は高くないため1回あたり約2万円分を購入する人も多いという。
 自社サイト「コウジザ」を今月14日から「糀屋三左衛門オンラインストア」に刷新した。麹の食文化に親しみやすい内容を目指す。麹の仕込み方や原材料に使った料理レシピなど消費者の使い勝手をより意識した。
 これまでは商品にレシピを載せたチラシを同封していたが、サイト刷新で甘酒のアレンジや肉料理などの下ごしらえ、料理レシピなどを写真付きで紹介する。今後はレシピメニューの充実を進める考えだ。
 海外客向けの英語専用ページは将来的な検討課題とし、現在は注文時にスタッフが英語対応。オンライン決済も導入して使い勝手をよくした。
【加藤広宣】

リニューアルした「糀屋三左衛門」のECサイト
リニューアルした「糀屋三左衛門」のECサイト

カテゴリー:社会・経済

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