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衆院選 愛知14区の今枝氏、15区の根本氏が4選

花束を手にガッツポーズする今枝氏㊧と4選を果たしバンザイする根本氏
花束を手にガッツポーズする今枝氏㊧と4選を果たしバンザイする根本氏

 第49回衆院選は10月31日投開票された。東三河の愛知14区、15区はいずれも自民党前職の今枝宗一郎氏(37)と根本幸典氏(56)が制した。NHKは投票終了の午後8時すぎに早々と2人の当確を速報した。2氏は4選で、事務所に集まった支持者とともに喜びを分かちあった。比例東海ブロックの開票は翌未明まで続き、立候補している陣営はテレビの開票速報を見守った。

 豊川市豊が丘町の今枝宗一郎氏の事務所は、午後8時前から支持者が詰めかけた。テレビが開票速報で当選確実を報じると、支持者から大きな拍手が起きた。ややあって今枝氏が姿を見せ、集まった人がバンザイして4度目の当選を喜んだ。
 豊川や蒲郡、新城などの自民系県議や市町村議、公明市議らが支援した。大票田の豊川市を中心に、豊田市稲武地区、北設楽郡から蒲郡市や幸田町まで、南北に広い選挙区を精力的に巡った。
 医師として、新型コロナウイルス対策では専門病院確保に尽力した。若手改革派として中小事業者の休業補償の拡充、名豊道路で唯一の未開通区間となる国道23号蒲郡バイパス9・1㌔区間の3年前倒しで開通の見込みを立てるなどの実績を強調した。アフターコロナを見据え、さらなる経済支援、テレワーク環境整備による当地への移住促進、社会インフラ整備の必要性を訴えた。
 選挙期間中に4カ所で開いた決起集会のうち、新城市と蒲郡市は屋外での「青空集会」にして感染防止に努めた。山際大志郎経済再生担当相や田村憲久前厚労相、党広報本部長の河野太郎氏が応援演説し、党内人脈も誇示した。
 今枝氏は「新型コロナ対策、経済活性化、地方創生、子育て支援、国政改革を徹底して進める決意を新たにしました。支援者に感謝します」と述べた。

 豊橋市西幸町の根本幸典氏の事務所には、テレビの選挙特番が始まる午後8時前から続々と支援者らが集まった。テレビの開票速報開始から間もなく、根本氏の当選確実が伝わると場内はどよめき、拍手と歓声に包まれた。
 前回に続く公明との選挙協力で組織戦に万全を期した。昨秋の豊橋市長選で大きなしこりを残した自民系支持層の分裂も収まり、票固めの追い風となった。さらに、脱炭素対策で変革を迫られる自動車関連業界への浸透も図った。
 岸田文雄内閣誕生から日を置かずの解散、短期決戦だったが、政権与党の立場から経験と政策実行力を訴えた。新型コロナウイルス対策では、国産ワクチンや飲み薬開発への道筋を示し、地元向けには、時間を要するインフラ整備の成果を粘り強く説いた。
 東名高速道路スマートインター整備や国道23号バイパス全線開通などのめどが立つなど、目に見える形で実績を強調できた点は大きく、連夜のミニ集会を通じて有権者に浸透させた。
 150人の支援者を前に根本氏は「いろんな風が吹いて当初は先行きを案じたが、皆さんと一緒に票を掘り起こした」と感謝した。4期目へ向けて「まずは新型コロナを抑えること。そして明日にも大型景気対策で、農業を含め中小企業や個人に焦点を当てた補正予算となるよう取り組みたい」と意気込んだ。
【取材班】

 第49回衆院選は10月31日投開票された。東三河の愛知14区、15区はいずれも自民党前職の今枝宗一郎氏(37)と根本幸典氏(56)が制した。NHKは投票終了の午後8時すぎに早々と2人の当確を速報した。2氏は4選で、事務所に集まった支持者とともに喜びを分かちあった。比例東海ブロックの開票は翌未明まで続き、立候補している陣営はテレビの開票速報を見守った。

 豊川市豊が丘町の今枝宗一郎氏の事務所は、午後8時前から支持者が詰めかけた。テレビが開票速報で当選確実を報じると、支持者から大きな拍手が起きた。ややあって今枝氏が姿を見せ、集まった人がバンザイして4度目の当選を喜んだ。
 豊川や蒲郡、新城などの自民系県議や市町村議、公明市議らが支援した。大票田の豊川市を中心に、豊田市稲武地区、北設楽郡から蒲郡市や幸田町まで、南北に広い選挙区を精力的に巡った。
 医師として、新型コロナウイルス対策では専門病院確保に尽力した。若手改革派として中小事業者の休業補償の拡充、名豊道路で唯一の未開通区間となる国道23号蒲郡バイパス9・1㌔区間の3年前倒しで開通の見込みを立てるなどの実績を強調した。アフターコロナを見据え、さらなる経済支援、テレワーク環境整備による当地への移住促進、社会インフラ整備の必要性を訴えた。
 選挙期間中に4カ所で開いた決起集会のうち、新城市と蒲郡市は屋外での「青空集会」にして感染防止に努めた。山際大志郎経済再生担当相や田村憲久前厚労相、党広報本部長の河野太郎氏が応援演説し、党内人脈も誇示した。
 今枝氏は「新型コロナ対策、経済活性化、地方創生、子育て支援、国政改革を徹底して進める決意を新たにしました。支援者に感謝します」と述べた。

 豊橋市西幸町の根本幸典氏の事務所には、テレビの選挙特番が始まる午後8時前から続々と支援者らが集まった。テレビの開票速報開始から間もなく、根本氏の当選確実が伝わると場内はどよめき、拍手と歓声に包まれた。
 前回に続く公明との選挙協力で組織戦に万全を期した。昨秋の豊橋市長選で大きなしこりを残した自民系支持層の分裂も収まり、票固めの追い風となった。さらに、脱炭素対策で変革を迫られる自動車関連業界への浸透も図った。
 岸田文雄内閣誕生から日を置かずの解散、短期決戦だったが、政権与党の立場から経験と政策実行力を訴えた。新型コロナウイルス対策では、国産ワクチンや飲み薬開発への道筋を示し、地元向けには、時間を要するインフラ整備の成果を粘り強く説いた。
 東名高速道路スマートインター整備や国道23号バイパス全線開通などのめどが立つなど、目に見える形で実績を強調できた点は大きく、連夜のミニ集会を通じて有権者に浸透させた。
 150人の支援者を前に根本氏は「いろんな風が吹いて当初は先行きを案じたが、皆さんと一緒に票を掘り起こした」と感謝した。4期目へ向けて「まずは新型コロナを抑えること。そして明日にも大型景気対策で、農業を含め中小企業や個人に焦点を当てた補正予算となるよう取り組みたい」と意気込んだ。
【取材班】

花束を手にガッツポーズする今枝氏㊧と4選を果たしバンザイする根本氏
花束を手にガッツポーズする今枝氏㊧と4選を果たしバンザイする根本氏

カテゴリー:政治・行政

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