2団体1社が「まちなか図書館」へ寄贈

　豊橋市「まちなか図書館」が開館した27日、市内の奉仕団体や企業などが館内備品などを寄贈した。
　国際ソロプチミスト豊橋（三浦美由紀会長）は木製壁掛け時計、児童書など15冊を贈った。時計は子どもの健全育成を目的に２階「キッズスペース」に設置する。三浦会長は「多くの市民に親しまれる図書館になってほしい」と託した。
　豊橋南ライオンズクラブ（小野真会長）は、幼児用と小学生用にプログラミング教材一式（各５台）を贈った。館内での貸出用に活用する。小野会長は「ライオンズクラブ国際財団の支援も受けて購入した。子どもたちの学びの助けに生かしてほしい」と話した。
　市内で音楽教室の運営会社「ショパン」を営むピアニストの鈴木智子さんは、電子ピアノを贈った。イベントでの演奏のほか、館内収蔵の楽譜を使って自由に弾けるようにする。イベント会場として使う２階「中央ステップ」に置く。この日は鈴木さん自ら演奏を披露した。
　鈴木さんは「本を読みながら、ピアノの音色を聴ける環境。豊かな気持ちになって笑顔が増えたら」と願った。
　各団体には浅井由崇市長が感謝状を贈った。浅井市長は「入念な準備期間を経て、まちなか図書館もオープンした。心待ちにされた人も多いのではと思う。利用者の意見や提案を生かし、一緒になっていい図書館にしたい」と感謝した。
【加藤広宣】