初の団体顧客企画「豊川稲荷御祈祷・宿泊プラン」

　豊川市観光協会は21日、豊川稲荷（豊川閣妙厳寺）と、地元の旅行会社・トラベル東海の協力で、初の団体顧客企画「豊川稲荷御祈祷（きとう）・宿泊プラン」を発表した。
　既存の宿泊プランに加え、座禅や写経、廊下の雑巾がけなどの作務体験を提供。１泊２食で、料金は一人１万２０００円。夕食は豊川稲荷門前の飲食店で、朝食は精進料理が振る舞われる。主催者側は社員研修や職場旅行、同窓会向けに利用を呼び掛けている。
　豊川稲荷の境内に完成した新客殿「瑞祥殿」のＰＲも兼ね、実現した企画。この日は観光や行政の関係者ら15人が参加した説明会が開かれ、客室や大浴場などの見学や、自身の名前や願い事を筆ペンで書く写経体験も行われた。
　豊川稲荷には年間１０００人近くの宿泊客が訪れ、トラベル東海は新プランでの来訪者の目標を５００人に定めた。
　５月27日と７月21日に開催する御祈祷・宿泊プランモニターツアーの参加者も募集中。一人１万１０００円で、定員は各日30人。問い合わせはトラベル東海（０５３３・84・７１１５）へ。
（由本裕貴）