豊橋・二川宿本陣資料館と駒屋で「ひなまつり」

　豊橋市二川町の二川宿本陣資料館と商家「駒屋」で、「二川宿のひなまつり」が始まった。本陣は３月13日まで、駒屋は同27日まで。
　二川宿本陣資料館ではひな飾りやつるし飾りなど計約３２００点を展示。企画展示室では今年初公開の御所人形をはじめ、江戸後期の享保びな、天神さま、押し絵や貝合わせなどを紹介する。
　馬場家本陣には手筒花火の筒を使ったひな人形を並べたほか、新たに寄贈された「おきあげ人形」の七段飾り、豪華な御殿飾りや段飾り、地元愛好会によるつるし飾りや折り紙作品が楽しめる。19日には「ひなあられプレゼント」もある。
　商家「駒屋」では役目を終え供養を受けたひな人形を再生、日常生活やイベントなど趣向を凝らした展示で見る人に幸せを運ぶ「福よせ雛（びな）」を展示している。
　主屋には、東京オリンピック・パラリンピック、「金太郎」「眠り姫」などの昔話や童話、豊橋の新名所「ｅｍＣＡＭＰＵＳ」、架空のデパートを題材にした人形たちが所狭しと並ぶ。離れ座敷には漫画「鬼滅の刃」や「ドラゴンクエスト」のひな人形も。６日、27日には「福よせ雛づくり体験」（無料、予約不要）があり、作った人形は展示の仲間入りをする。
　市内では３月31日まで視聴覚センター、美術博物館、二川地区市民館の３カ所、３月３日までまちなか図書館で「おひなさま出張展示」を実施している。
【田中博子】