豊橋商議所青年部が30周年記念式典

　創立30周年を迎えた豊橋商工会議所青年部の記念式典が19日、豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で開かれた。会場だけでなく、各地の商工会議所青年部メンバーがオンラインで式典の様子を視聴した。
　豊橋の青年部は１９９２年に設立された。初代と２代の会長を務めた荒木義夫さんによると、全国５０７商議所のうち、豊橋は３６５番目。県内19商議所でも９番目と遅い設立だった。「その分、たまりにたまっていたものが爆発した」と当時の活動ぶりを振り返った。
　その後、青年部が企画した「炎の祭典」（１９９６年度）▽「ええじゃないかシリーズのスタート」（２００４年度）▽「ビジネスパーク」（09年度）▽「ＮＨＫの朝ドラ誘致」（17年度）－などの今につながる事業が次々と立ち上がった。「豊橋の知名度を高めるためになくてはならない存在」（浅井由崇市長）となっている。
　この日は、浅井市長、豊橋商議所の神野吾郎会頭らが来賓として出席。青年部30代会長の小島達也さんが新型コロナウイルス禍の厳しい状況の中、30年を節目に次世代に向けて新しい活動を始めることを宣言。「市や商工会議所と緊密に連携し、会員企業の発展が青年部活動の活気につながり、地域の継続的な発展に貢献するというスパイラルを目指す」とあいさつした。
　この後、来賓あいさつと歴代会長の紹介があった。
【山田一晶】