調理中の「着衣着火」に注意
豊橋市消防本部は、台所のガスコンロやろうそくの火が服に燃え移る「着衣着火」が多発したことを受け、市のホームページなどで注意を呼びかけている。
厚着する冬に多く発生する。袖口から着火する例が大半だが、腹部の服に燃え移ることがあり、その際には重度のやけどを負うか、最悪の場合死に至ることもある。
豊橋市内では2020年に1件発生し、21年はなかった。1年に1件あるかないかの程度で起きると認識されている。ところが今年に入り、すでに3件発生した。
1件目は1月の朝、40歳の女性がコンロに火を付けた際に上着に燃え移り、軽いやけど。2件目は2月の夕方、70歳の男性がコンロで湯を沸かしていたところ、服に火が移り重いやけどを負った。3件目は3月の朝、台所で調理中に50歳男性が、服に火が燃え移り、軽いやけどをした。
いずれも調理中。燃えやすい素材でできた服を着ていたことが共通している。
市消防本部は3件も相次いだことを受け、急きょホームページ=QRコード=で対策を呼びかけている。ガスコンロを使用している家庭は、コンロの奥に調味料を置かないこと、防火品のエプロンとアームカバーを着用しての調理を促している。また、火が燃え移った場合は手ではたいて消すのではなく、水をかけて消すことを勧めている。
市消防本部の担当者は「コンロの奥に物を置かないよう整理整頓してほしい」と話した。
【林大二朗】
豊橋市消防本部は、台所のガスコンロやろうそくの火が服に燃え移る「着衣着火」が多発したことを受け、市のホームページなどで注意を呼びかけている。
厚着する冬に多く発生する。袖口から着火する例が大半だが、腹部の服に燃え移ることがあり、その際には重度のやけどを負うか、最悪の場合死に至ることもある。
豊橋市内では2020年に1件発生し、21年はなかった。1年に1件あるかないかの程度で起きると認識されている。ところが今年に入り、すでに3件発生した。
1件目は1月の朝、40歳の女性がコンロに火を付けた際に上着に燃え移り、軽いやけど。2件目は2月の夕方、70歳の男性がコンロで湯を沸かしていたところ、服に火が移り重いやけどを負った。3件目は3月の朝、台所で調理中に50歳男性が、服に火が燃え移り、軽いやけどをした。
いずれも調理中。燃えやすい素材でできた服を着ていたことが共通している。
市消防本部は3件も相次いだことを受け、急きょホームページ=QRコード=で対策を呼びかけている。ガスコンロを使用している家庭は、コンロの奥に調味料を置かないこと、防火品のエプロンとアームカバーを着用しての調理を促している。また、火が燃え移った場合は手ではたいて消すのではなく、水をかけて消すことを勧めている。
市消防本部の担当者は「コンロの奥に物を置かないよう整理整頓してほしい」と話した。
【林大二朗】