豊橋商議所総会で次年度事業決まる

　豊橋商工会議所は23日、通常議員総会を開いた。次年度の事業計画案を承認したほか、都市デザイン文化賞、環境経営賞などの表彰をした。
　事業計画では「事業承継・創業起業」「消費税インボイス制度」「デジタルシフト・ＤＸ」「産学官連携」「カーボンニュートラル」「地域づくり・まちづくり」の６点を重点テーマとした。
　うち「地域づくり・まちづくり」では、これまでは行政、商議所、ＮＰＯなどがそれぞれ組織を設置して独自の取り組みをするケースが目立った。これを組み直して、共通の取り組みができる体制の構築を目指す。
　「消費税インボイス制度」では、免税されている売上１０００万円以下の個人事業主や零細企業で取り組みが遅れていることから、導入される来年10月までに対応できるよう後押しをする。
　また来年３月から１３０周年のメモリアルイヤーになることから、記念事業などの内容を準備する。
　神野吾郎会頭は「従来のまちづくりの発想は、商業で盛り上げることに主眼が置かれていた。組織もそれに準じて作られた。これでは今の時代にあわない。新時代にあった組織に一新したい。１３０周年記念事業は従来の延長線上ではない、新たな取り組みを視野に入れて準備を進めたい」と述べた。

都市デザイン文化賞など表彰も

　各種表彰もあった。都市デザイン文化賞を受賞した施主のミナト設備工業と設計・施工のオノコム、環境経営賞を受賞したトピー工業など６社を表彰した。また昨年春と秋の叙勲・褒章受章者の中河原四郎さん（くればぁ会長）ら３人、日本商工会議所会頭感謝状を受賞した小林佳雄さんら３人を表彰した。
【竹下貴信】