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空席の副市長に森田氏 豊橋市が選任案発表

空席だった副市長の人事が進展した豊橋市
空席だった副市長の人事が進展した豊橋市
過去20年の歴代副市長(助役時代含む)
過去20年の歴代副市長(助役時代含む)

 豊橋市は28日、空席となっていた副市長に国土交通省の森田康夫氏(56)を充てる選任案を発表した。29日の市議会3月定例会で同意を求める。昨年6月に退任した国交省出身の有野充朗前副市長の後任にあたり、約9カ月の空白期間を経て従来の2人体制に戻る。任期は4月1日から4年間。
 森田氏は1988年に旧建設省(現国交省)へ入省。2003年4月東北地方整備局郡山国道事務所長、05年4月道路局国道・防災課企画専門官などを経て、15年12月九州地整局熊本河川国道事務所長。20年8月から国土技術政策総合研究所企画部長に就いた。三重県伊賀市出身。
 市は06年度以前の助役制時代から、国交省出身者を副市長に迎え入れている。自治体が国の人材を登用する場合、慣例として各省庁の「割愛人事」を求める。市は長年、まちづくりやインフラ整備に通じた人材を求めて国交省との関係を築いてきた。
 一方、有野副市長の後任を巡り、浅井由崇市長らが国交省へ割愛人事を求めたが、任期満了の6月になっても未回答が続いた。2人体制を敷く副市長は条例で空席が認められており、市は国交省の意向を踏まえて当面は空席とした。この間、もう1人の杉浦康夫副市長が職務を担うなど対策を講じてきた。
【加藤広宣】

 豊橋市は28日、空席となっていた副市長に国土交通省の森田康夫氏(56)を充てる選任案を発表した。29日の市議会3月定例会で同意を求める。昨年6月に退任した国交省出身の有野充朗前副市長の後任にあたり、約9カ月の空白期間を経て従来の2人体制に戻る。任期は4月1日から4年間。
 森田氏は1988年に旧建設省(現国交省)へ入省。2003年4月東北地方整備局郡山国道事務所長、05年4月道路局国道・防災課企画専門官などを経て、15年12月九州地整局熊本河川国道事務所長。20年8月から国土技術政策総合研究所企画部長に就いた。三重県伊賀市出身。
 市は06年度以前の助役制時代から、国交省出身者を副市長に迎え入れている。自治体が国の人材を登用する場合、慣例として各省庁の「割愛人事」を求める。市は長年、まちづくりやインフラ整備に通じた人材を求めて国交省との関係を築いてきた。
 一方、有野副市長の後任を巡り、浅井由崇市長らが国交省へ割愛人事を求めたが、任期満了の6月になっても未回答が続いた。2人体制を敷く副市長は条例で空席が認められており、市は国交省の意向を踏まえて当面は空席とした。この間、もう1人の杉浦康夫副市長が職務を担うなど対策を講じてきた。
【加藤広宣】

空席だった副市長の人事が進展した豊橋市
空席だった副市長の人事が進展した豊橋市
過去20年の歴代副市長(助役時代含む)
過去20年の歴代副市長(助役時代含む)

カテゴリー:政治・行政

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